2019.01.16 部活
浦和市立高校時代のオーストラリア在住の教え子から、埼玉の高校サッカーについて教えてほしいと頼まれたましたので、選手権観戦後に東川口で会って話をしました。

彼女は高校時代陸上部だったのですが、高校時代の思い出は陸上部のことばかりですし、友人も今でも繋がりがあるのは部活関係ばかりなので、中2になる息子さんにも日本に戻って高校の部活を体験させたいのだそうです。

幸い、息子さんは高校サッカーに魅せられて、日本で高校サッカーを体験したいと言い出したそうです。

オーストラリアで息子さんはクラブてサッカーをしているそうですが、毎年セレクションがあり、受かったチームで1年間プレーするので、何年かに渡って指導者に育ててもらう環境がないのだそうです。

ですから、彼女曰く日本の部活は素晴らしいそうです。また、向こうに行って日本の部活動の顧問の先生の有り難みがわかったそうです。

担任の先生が「明日からホリデーだから2ヶ月休みます」なんてこともよくあるそうです。

宿題は教えてないことが出るし、上の学校に進学したければ、自分で努力するしかないそうです。

日本の先生みたいに手取り足取り面倒見てくれるのは有り得ないそうです。

それを聞いて、日本の高校は面倒見過ぎだとつくづく感じました。

2019.01.14 選手権決勝
選手権決勝を観戦しました。

流通経済大学付属柏高校が先制しましたが、何となく逆転するだろうと思って見ていました。

青森山田の選手が重心の移動や膝抜きでプレーしているのに対し、流通経済大学付属柏高校の選手は筋力で身体を動かしているように感じました。

青森山田の11番の選手が斜め後ろから追いかけてきた流通経済大学付属柏高校のディフェンダーに対し、膝を抜いて体を当てた瞬間にディフェンダーの選手が転んだシーンは、まるで元フランス代表のアンリやベルギー代表のアザールのようでした。

あのシーンを見ていた横の席に座っていた中学生らしき少年2人が「すげー、体幹強い!」と言っていました。

あれは体幹の強さではなく体の当て方のテクニックだということを、世間に広めるためにも、本庄高校サッカー部が強くならなければならないと改めて感じました。

新人戦で本庄旋風起こしたいですね。
2019.01.11 ウェーブ
昨日の練習でウェーブの話をしました。

1998年、今から20年前のナショナルトレセンで、当時の代表の監督のトルシエ氏の影響で流行った言葉です。

少し膨らんで動きより良い視野を保ちボールを受ける動きです。

自分にマークしているディフェンダーにとって、ボールとマークの同一視野が難しく、自分にはボールもマークしている選手も見えるように動くようにナショナルトレセンコーチが当時の優秀な高校生に指導しました。

その頃ナショナルトレセンスタッフの中心になっていた人物が、現在FC今治の監督の小野剛史氏です。当時の高校生でナショナルトレセンに参加していた駒野友一選手がFC今治に移籍することが発表されました。

当時の高校生で、このウェーブの動きが抜群に上手かったのが現在名古屋グランパス所属の佐藤寿人選手です。

佐藤寿人選手はDFとの視野と視野の戦いに勝って、ゴール前でフリーになってシュートを決められる選手です。

本高の選手も彼のように視野と視野の戦いに勝利してほしいですね。
2019.01.08 宙に浮く
今日、女子サッカー部員にも相手選手がボールにタッチする瞬間に宙に浮くように話しました。

ドリブルで切り返される瞬間に一瞬浮いて、更に切り返されたらもう一度両足を浮かすことが重要だと考えています。

男子サッカー部員には、足の出し方についても言及しました。1vs1の際に片足を踏ん張ってもう一方の足でボールを奪いに行くと、かわされた際に、出した足に体重を乗せて、腿前に力を入れて、筋力で次の動きを始動しなければなりませんが、足を出してボールを奪いに行く際にもう一方の足は踏ん張らずに浮かせれば、かわされた際に地面反力を使って素速く動き出しができるはずです。

生徒たちによく話しますが、球際は筋力ではなくテクニックです。

女子は強豪校と対戦しても球際で負けなくなっているようです。

男子も続きたいですね。
小田伸午先生の著著『一流選手の動きはなぜ美しいのか』によれば、下を向いて上方目線(上目遣い)にすると眼球を動かす目の周りの筋肉が緊張し、頤(おとがい)を出すようにして下方目線にすると眼球は下に落ちて目が緩む感じになり、その結果、身体の無駄な力が抜けるとのことです。

また宮本武蔵は『五輪書』に「常の目よりすこし細き様にして、うらやかに見る也 観(かん)の目つよく、見の目よわく見るべし」と書いています。

ボールを直視・凝視する目付けではなく、ボールをゆるやかに見て、ボールの気配を察知する感覚で見ることを剣術の用語で「遠山の目付け」といいます。

観の目は相手の奥(遠い山)を見るようにして、相手の動きに心の目を向けます。「近きを遠く見る」感覚です。

ボールを見ろ。相手を見ろ。指導者は簡単に見ることを強制してしまいがちですが、日本のサッカーの父と言われるデットマール・クラマー氏は、「物を見るのは魂であり、目それ自体は盲目である」と語られたそうです。

失敗を恐れてプレーしている選手にはなかなかできません。どうしてもボールをじっと見てしまいます。じっと見るのではなく「何となく見る」感覚をみんなが身につけられたら最高です。