2016.08.31 呼吸
最近読んだ「和の所作」に関する本に、呼吸が浅くなると脚がつりやすくなると書かれていました。

今日、久々に接骨院に首の治療に行き、施術してもらっているときに、施術者の方にその話を振ってみたところ、呼吸が浅くなると肩で息をするようになるので、脚がつりやすくなるだけでなく、重心が上がりバランスが取りづらくなり当たり負けしてしまうだろうとのことでした。

呼吸について研究する必要がありそうです。

2016.08.31 徳は孤ならず
『徳は孤ならず 日本サッカーの育将 今西和男』 木村元彦著 集英社

以前から、なぜ、サンフレッチェ広島からは次から次へと人材が育つのか疑問に思っていました。この本を読んで、その疑問が一挙に解消されました。サッカーを愛する全ての人、また、人を育てる立場の方に是非読んでいただきたい一冊です。

先日NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に取り上げられましたサンフレッチェ広島の森保一監督をはじめ、現在J1首位の川崎フロンターレ風間八宏監督、1年でJ3からJ2にレノファ山口を昇格させた上野展裕監督、J1昇格請負人の清水エスパルス小林伸二監督等、数々の名将が今西さんの薫陶を受けています。

あるJリーグ関係者によると、サッカーの指導ができて語学力のある人物をリストアップするとサンフレッチェ出身者に行き着くそうです。今西さんが将来のことを考えて、選手に英会話の勉強を勧めていたことによるようです。

今西さんは「サッカー選手である前に、良き社会人であれ」と選手たちに言い続けたそうです。高校サッカーの指導者の中には「サッカーだけやればいい」と思っている人もいるようです。ですが、本人の将来を考えれば、サッカーはもちろん、勉強や日常生活も大事だと、我々指導者は言い続けなければならないと改めて思いました。

先日、このブログでご紹介した元陸上400mハードラー為末大さんが今西さんのお姉さんのお孫さんであることをこの本で知り、妙に納得しました。彼もまた、ただのアスリートではありませんから。



定期購読している季刊誌『道(どう)』の最新号に興味深い記事がありました。

ドミニカ共和国で野球指導をされている方が、日本に帰ってきたときに行うセミナーの後によくされる質問が「メジャーリーガーになれない選手のその後の生活はどうなのか?」というものだそうです。

日本の野球は「教育的」な側面が強いがドミニカのそれは「技術的」な指導ばかりで、プロになれなかった選手は苦労すると思われているようです。

結論から言うと、メジャーリーガーになれなかった選手も、別の仕事で立派に生きているそうです。野球のアカデミーでは「時間を守ること」、「人の話を聞くこと」など社会で生きていくための最低限のことを学び、語学面でも英語の習得が必須なので、一般の学校では教わることができない規律と語学力を身につけ、社会で活躍する土台を身につけるのだそうです。

ですが、彼らが野球を離れても活躍できる真のスキルは、育成システムと指導者の指導法の中に存在しているのだということが、長年彼らの野球に触れていると気がつくそうです。

ドミニカではトーナメントではなくリーグ戦の中でどんどんチャレンジして、たくさん失敗することを良しとして育成されているそうです。答を教えるのではなく、選手自身に考えさせるそうです。

良い結果が出なくても叱られず、失敗しても構わない環境を作ってもらい、来る日も来る日もポジティブな言葉をかけ続けられた選手たちは、常にチャレンジできる人材になり、発想力や行動力をもって社会で活躍していくそうです。

ドミニカ共和国とは正反対の日本の若者の反応を見るたびに「教育」のあり方を考えさせられるそうです。日本では、短期的な結果を求められ、指示待ち人間になり、チャレンジすることもできずに、無難に人と同じことをする若者が多いと感じているそうです。

NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』にサンフレッチェ広島の森保一監督が出演していましたが、番組の中で、選手にポジティブな言葉がけをしている彼を見て、次々と人材が流出しているにもかかわらず勝ち続けているのには理由があるのだと感じました。

森保監督は「ミスはみんなで修正する。サッカーはミスの多いスポーツだから理想通りに行くことの方が少ないので、それをどうみんなでカバーし修正しながら次に向かって行くかを考えている」と語っていました。

ドミニカ共和国の野球とサンフレッチェ広島のサッカー、人材育成について学ぶべきことが多いと感じました。
我々が目指しているサッカーを具現化している『フットボールネーション』というコミックがあるのですが、最新刊の第9巻はゴールキーパーのことを特集しています。

まだまだ知らないことがあると思い知らされました。

ポジショニングのことや、順手なのか逆手なのか、あるいは、サイドステップとクロスステップのどちらかいいのかといったことなど学ぶべきポイントが満載ですが、1番印象に残ったのは、構えているところからの腕の出し方(腕の軌道)です。

ふつうは、逆V字型か逆U字型に両手を顔の前に挙げていきますが、それだと両腕に均等に力がかからないので、ファンブルしやすいのだそうです。

正しくは逆Y字型、体の中心に両手を持って行ってから、手のひらをパッと向けるのだそうです。おそらく、この方法だと肩甲骨の位置も良くなり、強いシュートにも負けなくなるのだと思います。

これからキーパー練習に付き合う時は、ただ強いボールを蹴るのではなく、キーパーがファンブルする理由を考えてみたいと思います。
昨日の『情熱大陸』という番組に、レスリングの吉田沙保里選手が出演していました。

霊長類女子最強と言われている彼女のことですから、体幹がものすごく強いのではないかと思っていましたが、他のレスリングの選手に比べて極端に腹筋が弱いのを見て驚きました。

スプリンターの福島千里選手の方がはるかに腹筋が強いと思われます。

改めて筋力に頼った動きよりも体全体の動かし方の方が大事なのではないかと感じました。

最近、女子にサッカーを教えていて、男子との筋力の差を感じますが、部分の筋力に頼らない動きをすれば、強いタックルができますし、速く動けますし、強いキックもできるようになるはずです。

幸い、ほとんどの生徒が初心者なので、言われたことを素直に真面目に取り組んでいますので、数か月後には化けるのではないかと期待しています。



 
今週と先週、二度にわたって、某大手予備校のセミナーに出席して、二回とも単語集を使って単語を教えるべきかどうかということが話題になりました。

肯定派は、単語を知らなければ長文が読めないから、なるべく早い段階で単語を覚えさせた方がいいと主張します。

否定派は、その長文を読みながら単語を覚えるのが本筋だと言います。

通常、サッカーでは、キックやトラップを教えてからパス練習やゲームを行うと考えます。まるで単語を覚えた後に長文を読むように。

しかしながら、FCバルセロナでは、パス練習やゲームを通してキックやトラップを磨いていくのだそうです。状況判断を伴ってトラップやキックの技術を身につけなければ意味がないとのことです。文脈の中で単語を覚えなければ使える英語にはならないのと似ています。

単語テスト等で単語集の単語を無理矢理覚えさせようとすると、英語が嫌いになる恐れがあるので、語源の解説などをして興味を持たせるようにしなければならないとの意見がありました。

サッカーのキックやトラップも、ただ数をこなすだけで上達しなければ、飽きてしまってサッカーが嫌いになりかねません。そのちょっとしたコツを教えるのが指導者に求められます。

英語が得意な人は「何でこんな簡単な単語や文が覚えられないのだろう?」と思います。

サッカーが上手い人は「何でこんなキックやトラップができないのだろう?」と思ってしまいがちです。

どうして覚えられないのか、上手くプレーできないのか、その原因が、一人一人違っていることもありますので、教えることは難しいです。

だからこそ、できるようになった時の生徒の喜ぶ顔を見るのは最高で、この仕事はやめられません。


本日は本庄市民文化会館にて、第二回学校説明会が行われました。

雨の中、大変多くの中学生とその保護者の皆様にお越しいただきました。

ご来場ありがとうございました。

8月16日と22日の両日、某大手予備校の教育研究セミナーの講義を受けてきました。

講師の先生が洛南高校で400mリレー銀メダリストの桐生選手に英語を教えていたそうですが、先生曰く、桐生選手の指導者が素晴らしくて、その先生の真似をして彼が速くなったわけではなく、何度も山の中を走り、自分で掴んだ走りだとのことでした。

英語も同じで、先生が構文や文法をきめ細かく説明したところでたかが知れていて、生徒自身がたくさんの英文に触れて、自分で掴まなければ本当の力がつかないと話されていました。

サッカーも同じだと思いました。ちょっとしたコツは教えられますが、技術をものにするには本人の繰り返しの練習が必要です。

英語もサッカーも、一番大事なのは、教え込むことではなく、好きにさせることなのだと思います。
2016.08.21 選手権予選
選手権予選vs進修館高校は2-5でした。前半0-4というまさかの展開から後半盛り返したのですが、力及ばず負けてしまいました。

緊張からか後半5人の選手の脚が攣ってしまいました。サッカーや走り方を教えられても緊張しない方法は教えられない。指導者として未熟さを痛感しました。

ですが、彼らにとって高校サッカーがゴールではありません。この悔しさをバネに次のステージで頑張ってもらいたいです。

昨日、本高を訪れてくれた前任校の教え子の代も選手権予選は一次予選で敗退しました。彼は3浪しても国立大学の医学部に合格せず、一念発起してハンガリーの大学の医学部を1年前に受験しました。日本の国立大学医学部より学費がかかりますが、私立大学医学部よりは学費が安いとのことでしたが、成績がオール5のため学費免除になり、しかも、生活費の一部負担もしてもらえるそうです。高校時代、抜群の成績ではなかった彼ですが、諦めずに勉強をして、自分の夢を叶えつつあります。続けることの大切さを彼が教えてくれました。

以前、期待されながらこのタイミングで負けてしまった浦和市立高校の教え子たちは、夏の終わりから猛勉強をし、筑波大や東京学芸大に現役で合格し、今では日本サッカー協会、電通サッカー事業部、FC今治などでサッカー文化の担い手として頑張ってくれています。本高の3年生は素直で人柄が良いので、彼らのような若者が将来、サッカー文化に関わる仕事をしてくれたらサッカー人としてこんな嬉しいことはありません。

「結果は運だが、挑戦は意思だ。挑戦をするという意思を持って厳しいトレーニングをし、その場に立った。結果の前にそのことをまず尊敬し、そこから姿勢を学ぼうとする社会であってほしいと私は思う」とは、オリンピックで負けて謝罪をする日本人選手を見て語った為末大さんの言葉ですが、今日の試合を見ていた下級生が3年生の姿勢から何かを学んでいるはずです。3年生の遺伝子を引き継いだ下級生が今後成長して行くことを期待します。

暑い中、応援に駆けつけて下さったOB、OG、保護者、学校関係者の皆様、本日はお忙しい中お越し下さり大変ありがとうございました。
2016.08.20 夢中になる
昨日、腰が痛いのに人数不足のため強引に出場した生徒に、試合中、腰は大丈夫かと確認しましたところ、「夢中になると痛くない」と発言しましたので、「夢中になれるものがあってよかったね。夢中になれるものがなく3年間過ごしてしまう高校生はたくさんいるよ。幸せだね」と言ってあげましたら、照れていました。

明日はいよいよ選手権予選です。1年間で一番サッカーに夢中になる日です。チーム一丸となって勝利を掴みに行きます。

vs進修館高校 @進修館高校グランド 10:30キックオフです。