久々に女子サッカー部のトレーニングを行いました。最近、数試合観戦して気になっていたことをトレーニングに落とし込みました。

彼女らは動いているボール、特にバウンドしているボールを、自らが動きながら捉えることが上手くできないので、その改善をしました。

まず、ワンバウンドさせたボールをジャンプしながら〔重心が上に移動しながら)ボールを真上に無回転になるように蹴り上げるように指示しました。最初は、ほとんんどの生徒は足首を背屈させてボールをヒットしていたので、足首を底屈(伸ばす)させるように指示しましたところ、いい球筋のキックができるようになりました。

次に、3人1組になり、縦に並んで、ワンバウンドさせたボールをジャンプしながら蹴り、真ん中の子の頭越しに柔らかいボールを蹴るように指示しました。慌てて蹴り足を動かして蹴る子は、上手くミートできず、強いボールしか蹴れません。

次に半分の部員が縦一列に並び手でボールをサーブし、もう半分の部員が順番にジャンプしてインサイドボレーをしながら前に進む練習をし、そのあとに、同じことをアウトサイドボレーで行いました。このあたりで、蹴り足を上げながら先に跳んで、ジャンプの頂点でミートするリズム感を掴み始める子が増えました。

その後にゴールポスト脇からボールを投げてサーブして、ジャンプの頂点で捉えてシュートする練習、さらに、ゴールエリアの角からゴールラインと平行に投げたボールを手前でジャンプし頂点で捉えるシュートを行い、さらに、同じところからグラウンダーのボールをサーブし、同じく先にジャンプし、着地と同時にボールをプッシュするトレーニングを行いました。

私が思った以上に彼女らは上手くできるよになりました。

最後に、自分で前に投げたボールを追いかけて、弾んでいるうちにジャンプしながらボールを捉えてシュートする練習をしましたが、思わず驚嘆の声をあげたくなるほど、いいシュートをゴールに突き刺している生徒がいました。

合計1時間半程度の練習時間でしたが、確実に進歩を感じました。

ドミニカ共和国の野球のノックやバッティング練習は決して強いボールでなく、ゆっくりとしたボールを取ったり打ったりして、基本の動きを力まずに身につけるように仕向けるそうですが、女子サッカー部員の成長を見ていると、ドミニカ方式は理に適っていると感じます。

素人同然の彼女らを教えることにより、指導者として多くのヒントをもらえている気がします。彼女らの進歩・成長は、同時に私の進歩・成長でもあります。


2017.01.31 加重ゼロ
テニスのフェデラー選手や卓球の平野美宇選手のフォアハンドの打ち方を見て、ボールをミートする瞬間は両足が宙に浮いて身体全体を回転させながら打っていると感じました。

サッカーのキックも同じで、立ち足を踏ん張ったままキックするより両足が宙に浮いている加重ゼロの時にキックする方が強いボールを蹴れると思います。

特に、動いているボールを蹴る際は、その方が絶対にいいのですが、生徒らは、なかなか上手く蹴れませんので、膝の上にチューブを巻いて、踏ん張れない状態を無理やり作り、自然と加重ゼロになるように仕向けると、多くの生徒ができるようになります。

ただ、残念ながら試合になると力んで踏ん張ってしまうことが多いです。
本日の練習試合vs本庄東高校は、1-1でした。

前回対戦し負けた際に下記の感想をこの欄に書いていました。

「まだまだ相手のプレッシャーがちょっと速くなると、余裕を持ってプレーができなくなってしまいます。試合を観ていて、彼らがサッカーの基礎知識が足りないことがまだまだ沢山あると感じます。その一つひとつを解決して行き、数ヶ月後に、同じようなプレッシャーの中でどのようにプレーできるのか楽しみにしています。」

あれから2ヶ月半、随分と成長したと思います。前回は余裕がなくパスを繋げませんでしたが、今回は、前半は押される場面が多かったですが、後半は何度もパスを繋いで崩すシーンがありました。

出場していた生徒に感想を求めましたら「差が縮まった気がします。次は勝ちたい」と話していました。

来週土曜日は、午前中に群馬で時々ベスト4に進出する西邑楽高校と、午後は、前回の対戦で完膚なきまでに叩きのめされた坂戸ディプロマッツと試合をする予定です。

どれだけ通用するか楽しみです。
2017.01.29 同窓会
昨日、高校時代の同窓会に出席してきました。

同期や後輩と楽しく会話をしてきました。

高校時代は1度も話したことがないドクターをやっている友人が寄って来て「2年前に一人一言話したとき、福島の話が1番印象に残っているよ。生徒に対する熱い気持ちが伝わってきた。教師っていい職業だよね」と言われました。

サッカー部の後輩には「福島さんがサッカーも英語も工夫して教えているのをフェイスブックで拝見して福島さんらしいなと思っています」と言われました。私は「サッカーも英語も自分に力量がないから工夫せざるを得ないのが現実だけどね」と応えました。

本庄高校サッカー部員もまだ力量はないですが、工夫次第で強くなれることを感じてくれたらいいのですが。
2017.01.28 最近の授業
最近、授業でプロジェクターを使って単語をホワイトボードに映して生徒らに答えさせているのですが、ことのほか盛り上がります。そして、生徒の多くが「楽しい」と言ってくれます。

どんなふうに単語を映しているかといいますと、例えば、「conscience 」という単語の下に親指を立てた絵文字と♡マークを映して「この絵は何?」と聞くと「グッド」と答えますので「日本語では?」と私、「良い」と生徒。「ハートは?」と尋ねると「心臓」と答えますので、「もう一つ」と聞くと「心」と答えます。そこで「ということは?」というと全員が一斉に「良心!」と声を出します。

春先は、どのクラスでも生徒の口は動いても声が出ないことにイライラしていました。前任校は男子校だったせいもあり、一言質問すると争うように(たとえ間違っていてもかまわずに)発言していました。

最近は本高生も私が教えているクラスは争うように発言をするようになってきました。時間がかかりましたが、ミスを恐れずにトライする雰囲気作りをすれば必ず生徒は自ら発言するようになることを彼らから学びました。

サッカー部員も同じだと思います。公式戦になると彼らの頭の中に「ミスしたらどうしよう?」という考えがよぎるのだと思います。今のところ、練習試合ではミスを恐れずにチャレンジしてプレーをしている彼らですが、公式戦になると途端に腰が引けて気持ちが守りに入ってしまうようです。

時間はかかりますが、授業と同じように公式戦においても、必ず失敗を恐れずに全員がトライする日が来ることと確信しています。その時は、結果を残す時です。

ベネズエラやドミニカは、野球人口ははるかに日本より少ないのに、何倍ものメジャーリーガーを輩出しているそうです。日本と違い、数年で結果を出すように育てるのではなく、ゆっくりと育てた成果だそうです。

たとえば、日本の場合、強いノックをして取れない場合「何で取れないんだ!」と指導者が怒鳴ることが少なくないそうです。そして、ますます力が入ってミスをすることになります(サッカーでも同じような場面をよく見かけますが)。一方、彼の国々では、ゆっくりとしたボールをノックして怖がらずに力まずに捕球する癖をつけてあげるそうです。

そして正しいフォームが身についた彼らの方が日本人より大人になってから活躍する選手に育つそうです。

最近、1vs1の練習で、いとも簡単に重心の移動とアウトエッジで抜き去ることができるようになってきた部員に「やるな~。時々スーパーなドリブルを見せるね」と声を掛けましたら「日曜日の本庄東戦でドリブルでアピールします」と頼もしいことを言ってくれました。

明日29日(日)は本庄東高校グランドで9:30キックオフで練習試合が行われます。勝ち負けだけでなく、彼らのプレーの成長ぶりを見られるのが楽しみです。

もちろん、彼ら自身はもっと楽しいでしょうが。
2017.01.25 1vs1
昨日の1vs1からシュートのトレーニングで、アウトエッジを巧みに用いて起こりのない動きで相手を外してシュートしている生徒が何人かいました。

浦和レッズの駒井選手がユース時代に、コーチの中村順さん(アルディージャのコーチ時代に、私は彼からボールの蹴り方を教わったことがあります。誰に対してもオープンで素敵な方です。なでしこのコーチもされていました)に「ボールをまたぐな」と言われたそうです。

最初は意味が分からなかったそうですが、取られても取られてもまたがずにドリブルしていたら、重心の移動だけで相手の逆を取ることができるようになったそうです。

ジダン、フィーゴ、メッシらはいとも簡単に相手を抜き去ります。あの感覚を本庄高校サッカー部員にも身につけてもらいたいです。そのために「アウトエッジ、膝抜き」を究めねばなりません。
一昨日から股関節の可動域を広げるためにアップの中で股関節の柔軟性を高めるトレーニングを始めました。

股関節の可動域が広がれば怪我が減ると思いますし、我々が取り組んでいる2軸動作の動きに更に磨きがかかると思います。

今日の試合中、相手の脚が本高選手の脚に引っかかっていても動的バランスを崩さずマイボールにしたシーンが散見されましたが、股関節の可動域が広がれば、あのようなシーンがより増えるのだろうと感じました。

目指せ、全員が「股割り」のできるチーム。
本日のトレーニングマッチvs寄居城北高校は4-1で勝利しました。

試合前に、五分五分のパスをなくし、意図のあるパスを繋いで試合をするように指示をしました。

失敗を恐れずパスを回して、思ったよりずっと崩して攻めることができ、達成感に満ち溢れて試合を終えることができたと思います。

パスが繋がる理由の一つとして、以前よりキックモーションが小さくなり、相手の選手が読みづらくなったことがあげられます。

また、シールデディング(相手とボールの間に体を入れること)が大変上手になり、アイデアがないときは、相手をブロックしてボールを保持し、つぎにボールを受けた選手がアイデアのあるパスを出していました。

試合中に何度も「ウォー!」と声をあげたくなるシーンがあり、観ていてとても時間が短く感じました。

本庄高校サッカーブロックは、ただ勝つためにサッカーをするのではなく、次に繋がるサッカーをして勝つ理想の形を追い求めて行きたいと思います。
今日は監督の山田が新人戦の審判のため不在でしたので、私がヘディングとキックの改善のトレーニング指導をしました。

ダイソーで購入した「8の字ストレッチャー」を両手に持ち、両足ジャンプしてヘッド、次に助走して片足ジャンプしてヘッド。両手を引きつけながら自分で持った8の字ストレッチャーに頭を打ちつけるのも最初は上手くできない部員もいましたが、だんだん慣れ、最後には8の字ストレッチャーをボールに持ち替えて叩くことができました。

キックのトレーニングは、自転車のチューブを両膝頭のちょっと上に結び、8の字ストレッチャーを骨盤の後ろに当て、蹴り足を前に振るのと同時に8の字ストレッチャーを前に押すことによって、お尻が下に落ちて体がくの字になるのを防ぎました。ゴムチューブを巻いているので、立ち足で踏ん張り続けることができないため、自然と立ち足から蹴り足に軸が切り替わり重心の移動で蹴ることができました。

最後に練習したヘッドとキックを使ってシュート練習をしましたが、なかなか上手くいきませんでした。試合で使えるようになるにはまだまだ時間がかかりそうです。

ただ、イメージできないことはいつまでもできませんが、彼らの頭の中にイメージは既に存在しているので、いつかは試合中に使えるようになるでしょう。

彼らにとって幸運なのは、いつでも完璧な見本を間近で見られることです。

昨日の練習中、生徒と監督の山田がリフティングをしながらボールを蹴っている姿を見て、なぜ、生徒らはバタバタして見えて、監督の山田の動きは無駄な力が入っていないように見えるのだろうと考えさせられました。

彼に「ボールのどこを見ている?」と質問しましたら「何となく見ている」という答えが返ってきました。

予想通りの返答でした。生徒らはボールをじっと見つめて肩に力が入っているように見えましたが、監督の山田はじっと見つめているようには見えませんでした。

「遠山の目付け」、剣術の達人は剣先を見ずに遠くの山を見るように、視野を狭くせずに全体を見るようにするそうですが、ボールの見方一つとっても生徒たちは改善すべきところがあるようです。

一つひとつできなきことを潰していく作業は、サッカーも勉強も同じです。地道にトレーニングするしかありません。誰でもやればできるようになります。少しだけトライしてできないと諦めなければ。
最近、週に1度の5分間程度の単語テストのために、2時間以上かけて170個の単語とその意味をパワーポイントに打ち込んで20分ほどかけて授業中に単語の解説をしているのですが、あまり影響がないのなら大変だからやめようと思っていましたら、生徒たちが「最近、単語を覚えるのが苦でなくなりました。先生の解説が面白いから」と言ってくれましたので、俄然やる気が出てきました。

もしこの2時間以上の作業を、上からの押し付けでやっていたら苦痛以外の何物でもないですが、生徒がやる気になっていると思うだけで前向きになります。

サッカーも同じだと思います。いかに部員が前向きに自分からやるようにするかが大事だと思います。

グランパスの監督に就任した風間八宏監督の練習は、選手たちが楽しいと感じるそうです。

今シーズンのグランパスから目が離せませんし、そこでどう宮地選手が成長して行くのかを見守っていきたいですし、彼に風間監督の話を聞けるのが楽しみです。