2017.05.31 女サカ
本日は、男子サッカー部がオフのため女子サッカー部の指導を行いました。

まず、両掌の親指の付け根と小指の付け根の間にテニスボールをはさみ、ボールを上に向け(上腕外旋を導き)、蹴り足を後ろに引かず、蹴り足をボールにコンタクトさせた直後に前に置いてあるアルミ缶を踏み潰すようなイメージで、重心の移動または蹴り足に乗り込む感覚で蹴るように指示しました。

初めのうちは、蹴った後に一瞬蹴り足が上方にあがり、それから地面に足が着地するように蹴っている子が多かったのですが、徐々にコツをつかみ十数分後には、多くの生徒が、筋力に頼らないキックができるようになりました。

次に、浮き球のボールをジャンプの頂点でボールを捉えるキックの練習をしました。2人1組でボールを投げるパートナーの周りを円を描きながら、投げ手の胸に蹴り返す練習です。

軸足で地面を踏みしめて蹴ると、どうしても膝がロックされ、それとともに肩に力が入ってしまいます。子供の頃から蹴り方を「教わった」子に限って、どうしても軸足で踏ん張る癖がついています。女子は、ほとんどサッカー経験者がいないので、逆に、軸足で踏ん張らないキックが容易にできるようになります。

ジャンプの頂点で捉えられるようになったら、次に、グラウンダーのボールを同じように宙に浮きながら蹴る練習をしました。これもすぐにできるようになりました。

その後に、4人1組が一直線上に並び、中の2人が外の2人に投げてもらったボールを交互に蹴りながらターンする練習をしました。これは男子サッカー部員もなかなかできませんでした。

蹴った足を真下に下ろしてからターンをする子が多く、重心の移動でターンしながら蹴った足を引く動作が難しいようで、軸足で踏ん張りながら蹴り足を引いてターンをする子が多く見られました。

同じことを今度はグラウンダーのボールで行いました。ターンしながらボールを蹴る瞬間に足を引くようにするのが難しいようです。重心の移動があるので、蹴る瞬間に足でボールを押すような動作をしなくても、引くように当てるだけでボールは飛んでいきます。

これができると、ゴール前でボールを落とすと同時にプルアウェイをしてDFのマークを外しシュートに持っていけます。

最後にヘディングの練習をしましたが、女子に教えるのが一番難しいのはヘディングだと思います。怖がって首をすくめてしまったり目を閉じてしまう子がほとんどです。

逆にいうとヘディングができるチームは、それだけでかなりのアドバンテージがあります。

夏の最後の大会に向けてジャンプヘッドの跳ぶタイミングを教え、ヘディングもキックと同じようにフィジカルではなく技術だということを彼女らに伝えたいと思います。
今日の練習を、この春に赴任されてきた陸上部顧問の先生が見に来て下さり、本高男子サッカー部のことを応援したくなるサッカー部だと褒めてくださいました。

学校生活もきちんとしていて、部活も一所懸命だから応援したくなるのだそうです。

いつもは上級生と1年生が別々に練習しているのですが、今日は、1vs1、2vs2の練習を、上級生と1年生が一緒に行いました。

監督が「いつもと違って、上級生は1年生になんか負けてなるものかという気迫があったし、1年生は上級生に負けずにやってやるという気持ちがあった。こういう気持ちで常に練習するのが大事なんだ」とコメントしていましたが、私もそう思いました。

陸上部の先生に、最近、中長距離の3年生の1人がとてもいい表情で練習しているので、何か理由があるのかお聞きしましたところ、彼を見てすぐに素質があると見抜いたので、知り合いの先生がいる健大高崎高校に連れて行き、群馬チャンピオンの生徒と一緒に走らせたところ、彼の目の色が変わったそうです。

イングランドサッカー協会の指導者が、以前、サッカーカンファランスで「平凡な指導者は言って聞かせることができる。ちょっといい指導者は説明ができる。更にいい指導者はやってみせることができる。でも、本当に一流の指導者は、選手の心に火を点ける」と話していましたが、まさに陸上の彼の心に火が点いたのだと思います。

サッカー部員の心にも火が点いていたらいいのですが。

サッカー部の1年生の中に、このブログがきっかけで本高を受験したという生徒がいますが、本高サッカー部でやりたくて来た彼は、上質の真綿のように私が教えたことを吸収し、たった2か月で急激に成長しています。

また、私が北部進学フェアで話をしたことがきっかけで本高に来た別の生徒は、どんどん上手くなっていく彼に大いに刺激を受けていると話してくれました。

陸上の先生が「結局は気持ちだ。気持ちがあれば速くなるし上手くなる」と話されていましたが、彼ら1年生2人を見ていて、本当にそう感じます。

本日の1年生のトレーニングで、テニスボールを両手のひらに乗せ、上腕を外旋させたまま重心の移動を利用して、腕の力(上半身の捻り?)を使わずに蹴る練習をしましたら、多くの生徒は私のイメージに近いフォームで蹴っていました。

次にテニスボールを小指と親指ではさみ、肩を上に挙げないようにしてジャンプの頂点でボールを軽く蹴る練習をしましたが、なかなか上手くできない生徒がいました。

できない生徒を観察していたら、テニスボールを持っている蹴り足側の肘を引きながら(つまり上体を捻りながら)蹴っていましたので、両方のテニスボールが視野から消えないように蹴るように指示しましたところ、無駄な体幹の捻りががなくなり、柔らかいボールをコントロールして蹴ることができるようになりました。

最後に定番の2vs2をやったのですが、DF側の体の向き、どちらを切るのかの指示、追い込んだときのダブルチーミング等、刻々と状況が変わる中で判断してコーチングをすることは思いのほか難しいようです。

子供の頃から大人に指示されてばかりいた子や、与えられた問題を丸暗記をして解く習慣のあった子は、慣れるのに時間がかかるのではないでしょうか?

中には指示を出すこと自体を経験したことがない子もいるかもしれません。

サッカーのトレーニングを通して、頭をフル回転する習慣を身につけ、他人に指示を出すイニシアチブを持つ経験を積み、将来、社会に出たときに「サッカーをやっていた子は使える」と思ってもらえるように育ってくれたら最高です。
2017.05.29 乗り込む
NHKの番組でパラリンピック走り幅跳び銀メダリストの走りについて解説していました。

体の前方に足を接地するのではなく、股関節の真下に足を接地しブレーキをかけずに乗り込むように走るとのことでした。

欧米の選手に比べ、2軸的な走りに見えました(本人は意識してはいないと思いますが)。

本高サッカー部で速く走る生徒は同じような走りをしています。腿前の筋力を使わずにフラットに足を接地し、地面反力を利用して走っています。

まだ1年生の走りは筋力に頼った感じがしますので、これから少しずつ変わって行くことを期待しています。

ただ、彼らにも話しましたが、一歩目の動き出しは速くなりました。確実に進化しています。

2017.05.28 U-20
U-20日本代表がベスト16に進出を決めました。

10数年前、グランパスの佐藤寿人選手がまだU-19だった日本代表と私の教え子が出場していた全日本大学選抜の試合を西が丘サッカー場へ観戦に行ったことがあります。

結果は、大学選抜が1-0で勝ったと記憶しています。大学選抜の監督は、当時一世を風靡した『ワールドサッカーの戦術』の著者で東京学芸大学の滝井敏郎先生がされていました。

私が学生の頃、「2部の門番」と言われていた無名の選手の集まりの東京学芸大(私の中学時代のチームメートであり、現在の本校定時制の教頭が出場していました)が関東大学サッカー春季対抗戦で順天堂大学、慶応大学、早稲田大学を次々と撃破し、優勝しました。

決勝の早稲田との試合を観戦し、サッカーはテクニックで劣っていても頭を使えば勝てることを学びました。私はこの試合を観戦していなかったら、こんなにも長くサッカー部の顧問をしていなかったと思います。それほど私のサッカー人生に影響を与えました。

その滝井監督が指揮を執っていた全日本大学選抜チームは、U-19日本代表に勝利した後、ツーロン国際大会で同じU-19のイタリア代表と対戦し、全く歯が立ちませんでした。日本チーム相手の時はサイドに追い込み、囲い込んでボールを奪えたそうですが、イタリアの選手は全日本大学選抜をあざ笑うかのように、サイドに追いこんで囲い込もうとした際に、いとも簡単にワンタッチパスをつなぎDFの包囲網をかいくぐってサイドチェンジをし、人数が少なくなった逆サイドから攻めたそうです。

そのイタリア代表と引き分けてベスト16進出を決めたのですから、日本サッカーの進歩を感じずにはいられません。

ちなみに20番の久保建英選手のバルセロナの下宿先をお世話したのは、東京学芸大サッカー部OBで現在FC今治で岡田武史
氏の下で働いている教え子ですし、本庄高校サッカー部監督は、彼が学芸大4年生の時の3つ下の後輩です。








本日のU-18vs北本高校は3-0で勝利しました。

試合前に監督からくさびを入れる際にFWが2人とも引いて来たら相手DFが守りやすいから1人は裏を取る動きをして、もう1人がくさびを受けるように指示がありましたが、そのことを意識してやっているようでした。

中間考査後すぐの試合のため、何人かが脚を攣ってしまいましたが、球際の速さやターンのキレは悪くなかったと思います。

何人かの選手には話したのですが、裏へのパスがグラウンダーばかりなのも気になりました。ふわりと浮かせば裏を取るタイミングに合わせることができ、かつキーパーも出て来られないとうい場面で、ゴロで強く出してゴールラインを割ってしまったり、キーパーに取られてしまうことが多いのが課題だと私は思いました。

パスも思ったより収まっていましたし、あとはフィニッシュが課題だと思いました。U-20のウルグアイの選手のシュートを見て実に上手いと思いましたが、今後はあのようにシュートが撃てるようにトレーニング中にアドバイスしなければと感じました。

これからも、ただ縦に蹴るだけのサッカーをせずに勝つという我々の理想を目指を追い求めていきたいと考えております。
2017.05.27 本日の試合
本日の練習試合vs岡部中学はグランドコンディション不良のため中止になりました。

明日のU-18vs北本高校は予定通り行われる予定です。

今日、1年生の基礎練習の様子を見て、まだまだ教えることが沢山あると思いました。

逆に2、3年生は随分と上手くなったと感心しました。

明日はU-18の後に紅白戦を行いますので、みんながどのくらい上手くなっているのか見るのが楽しみです。
1学期中間考査が終了しました。

1年生は明日は岡部中学で練習試合です。14:00キックオフの予定です。

明後日28日はU-18vs北本高校、10:00キックオフです。

中間考査で体を動かしていないので足がつってしまう生徒が出るかもしれません。

コンディションが悪いなりにゲームをコントロールすることができることを期待しています。
最近、入社試験において、大学生活のことではなく高校時代に何をやったかという質問をする会社が多いそうです。

以前、一浪して早稲田大学に進学した熊谷高校の教え子が「僕には何もアピールするものがないんです。大学時代はバイトしかしていないですし、高校時代の部活は中途半端ですし、早稲田に入れば自然と大手に就職できると思っていましたが大きな間違いでした」と話してくれました。

また、浦和市立時代の現役で明治大学に進学した男は大学1年生のときに「僕の高校時代は死んでました。周りの友人たちは高校時代に本気で部活をやっていたり、自転車で日本一周したり、いろんな経験をしているのに僕は部活も早期引退して、勉強しかしなかった。何もないんです」と話していました。

「社会勉強のためにアルバイト」と思っている方がいらっしゃるようですが、その「社会」が望んでいるのは、高校時代に本気で何かをやっていた若者です。

高校時代、文武両道を追い求めることこそが、彼らの将来のためになることを我々教師は肝に銘じておかねばなりません。
2017.05.22 2でなく1
卓球の平野美宇選手のスマッシュの打ち方は、普通の選手が1で引いて2で打つのに対し、彼女は1で打つので、相手選手は対応できないのだそうです。

サッカーのシュートと同じだと感じました。蹴り足を1で引いて2で蹴る生徒のキックは読みやすいので、蹴り足を後ろに引かずに蹴るように指示するのですが、一度後ろに引いて蹴るフォームが身体に染みついてしまっていると変えるのに一苦労です。

自転車のゴムチューブで両膝を結び、蹴り足を後ろに引けないようにしたり、前に転がしたボールを後ろから追いかけて行って飛びつくように蹴らせたりしますが、なかなか変わらない生徒がいます。

そういう生徒は、ボールがイレギュラーバウンドをすると空振りをしてしまいますし、自陣ゴール前でクリアーしようと思って足を後ろに引いているうちに、相手選手に先に触られて得点を許してしまいます。

キックだけでなくターン(切り返し)も、腿前の筋肉でためてから拇指球を使うと1、2の動きになってしまい相手に読まれてしまいます。フラット接地で拇指球を使わずに反力をうまく利用して「アウトエッジ感覚」を使えるようになると格段に速くなります。

メッシ、アザールなどの一流選手は1、2でなく1で身体を動かすことが多いので、生徒たちには、彼らの動きを参考にしてもらいらいものです。