昨日、雨中の試合でプレーしてくれた社会人2人と大学院生1人と私の4人で夕食を共にしながら2軸動作について語り合いました。

社会人の1人(現在、青梅でJr.のチームの監督)が、大学の卒論で2軸をテーマにしようとしたができなかったと話しました。あくまでも感覚なので、データを示しにくく、教授からゴーサインが出なかったというのがその理由でした。

私は、2軸動作は分かりにくく、動画を見たり本を読んで簡単に身につけられるものではないからこそいいのだと話しました。

我が師匠、宇城憲治師は「1回読んで分かる本は良書ではない。何度も読み返して分かるのがいい本だ」と話されことがありますが、まさにそうだと思います。

ベンチプレスで50キロしか挙げられない生徒が80キロを挙げるようになるのは、そんなに難しいことではありませんが、「膝抜き」をサッカーの試合中に使えるようになるのは、なかなか困難です。

本人に2軸を究めたいという気持ちがあり、試行錯誤を繰り返し、時間をかけて身につけるものですので、高校を卒業してから2軸動作に磨きがかかる教え子が少なくありません。

大学の卒論で2軸動作をテーマにした教え子は「まだ自分は2軸を究めていないので、まだ伸び代があると思って、大学で体育会サッカー部に入った」と話していましたが、現在、北海道大学サッカー部でプレーしている教え子も同じようなことを言っていました。

ユニバーシアード代表で、ベガルタ仙台に入団が内定している流通経済大のジャーメイン選手は、高校時代はレギュラーではなかったそうです。彼のプレーを見たことがありますが、しなやかで力感がなく、流れるようにプレーしていました。もしかしたら、高校時代は、彼より筋力がありパワフルな選手がレギュラーだったのかもしれません。

以前、浦和南高校を何度も全国優勝に導いた名将、松本暁司先生に「どこで伸びるか分からないから、ユース年代でいい指導をしてほしい」と言われたことがありますが、「サッカーで無名の本庄高校出身のあいつ、いい選手だな」と言われるような選手を本高サッカー部から輩出するのが当面の目標です。

そんな選手が増えていけば、チーム力も自然とアップするはずです。