本日は雨のためグランドが使えないため、ミーティングを行いました。

ポジションごとに分かれて目標設定シートを完成させました。ど真ん中のマスの中に「県ベスト16、一部昇格」と記入し、その周りの8マスにに、そのために必要なことを記入し、さらに枝分かれし、各8項目の周り8マスを埋めていくものです。

大谷翔平選手が高校1年生の冬に書いた目標設定シートをネットで見ることができますので、興味のある方はご覧ください。彼の凄さがよくわかります。

一例として、サイドハーフのグループが作成した目標設定シートをご紹介します。

「県ベスト16、一部昇格」の周りに、「スピード」、「精度」、「判断」、「技術」、「団結力」、「人柄」、「精神力」、「体作り」。

「スピード」の周りに「走り込み」、「脚の筋トレ」、「腕の振り方」、「可動域」、「足の動かし方」、「二軸動作」、「ポジション取り」、「タイミング」

「精度」の周りに「たくさん蹴る」、「パス」、「イメトレ」、「二軸」、「姿勢」、「タイミング」、「不安をなくす」、「力まない」

「判断」の周りに「ポジショニング」、「駆け引き」、「視野の広さ」、「動き出し」、「指示」、「リスクマネージメント」、「切り替え」、「連携」

「技術」の周りに「トレーニング方法」、「個」、「上手い人の動画を見る」、「トラップの置くところ」、「予備動作」、「フェイントの数」、「アイデア」、「上手い人をまねる」

「団結力」の周りに「声」、「チームの信頼性」、「会話」、「仲」、「協力」、「雰囲気」、「お互いをリスペクト」、「同じ目標」

「人柄」の周りに「挨拶」、「態度」、「計画性」、「思いやり」、「継続力」、「信頼性」、「感謝」、「礼儀」

「精神力」の周りに「メンタルの強さ」、「冷静さ」、「雰囲気に流されない」、「諦めない気持ち」、はっきりとした目標」、「自信」、「負けない気持ち」、「励ましの声」

「体作り」の周りに「スタミナ」、「筋トレ」、「柔軟性」、「食事のバランス」、「体の可動域」、「生活習慣」、「怪我をしない」、「体幹」

上記のようなことが実践できれば、県ベスト16はおろかベスト8も夢ではないでしょう。

20代の頃、たまたま飛行機で隣り合わせた初老の紳士に「夢なき者に目標なし、目標なき者に計画なし、計画なき者に行動なし、行動なき者に成果なし」という言葉を教えていただきました。

先日、本田圭佑選手はツイッターで次のように語りました。

「努力が人よりも続けられる人は必ず成功する。そして、努力の方法が分かっている人は大きく成功できる。理由は簡単で、ほとんどの人が努力を続けられへんから。そして、努力を続けられへんのは、目的がないか、目的を見失っているから」

これまでに、目標や目的を公言し、成功を収めてきた本田選手のように、この目標設定シートを部室に貼っておくことによって、努力を続けられるサッカー部員であってほしいです。

彼らが自ら動き出し、我々指導者は「教え込む存在」ではなく「ファシリテーター」となって、彼らの自立した行動を横で見守っているような存在になれるような日が来たら、本庄高校サッカー部は大躍進をすること間違いなしです。
2017.10.28 スペインU−17
今日決勝が行われるU−17ワールドカップ決勝で日本に勝ったイングランドと決勝で戦うスペインU−17代表は、大会期間中も1日・1時間、みっちり勉強しなければならないそうです。

フットボール界は、彼らのような優秀な選手たちでさえ、容易くプロにはなれない厳しい世界なので、たとえワールドカップの間であっても将来を考えれば勉学を怠ってはいけないというのがスペインサッカー協会の考え方だそうです。

FWのディエゴ・パンピンは「これはフットボールにもいい影響を与えている。毎日のルーティーンの中にしっかり組み込まれているから、また違う規律を学ぶ。とても大切なことだと思う」と効果を口にしています。

スペインのプロクラブでは、下部組織の選手に文武両道を徹底しており、学業での成績が悪ければ練習参加が認められない場合もあるそうです。

サッカーの質だけでなくスペインサッカー界から、我々はまだまだ学ぶことがありそうです。
2017.10.27 レッズ大原
年休を取って浦和レッズのトレーニングを浦和大原練習場に観に行って来ました。

昨年は同じタイミングで前橋育英高校のトレーニングを観に行きました。

育英高校のレベルも相当高かったですが、さすがにプロは数ランク上の精度と身体能力でした。特に高校生レベルとの1番の違いはゴールキーパーだと感じました。そこそこいいシュートではゴールを割ることはできません。したがって、シュート力が自然と向上すると感じました。

顔が判別できない距離で観ていましたが、槙野選手は声を絶えず出していたのですぐに分かりました。また、筑波大学時代から何度も見ていた平川選手は、走り方で分かりました。

そして、ラファエル選手の動きは力感がなく見ていてとても心地よい気がしました。

本高サッカー部も、遠くから見てすぐに誰か分かるようなプレーをする選手が多数出てきてくれることを望みます。

トレーニングメニュー自体は特に目新しいものではありませんでしたが、球際の激しさが高校生のそれとは圧倒的に違いました。

途中、オナイウ選手が激しいスライディングを喰らって倒れこみましたが、ゲームフリーズすることなく、そのままプレーが続行されました。

どんなトレーニングをするかではなく、どれだけ球際を激しく、質の高いサッカーをし続けるかが大切なのだと感じました。


2017.10.24 中間考査
昨日から2学期中間考査が始まりました。

英語のテストの感想欄に「英文法が分かってきた」、「シャドーイングをすることによって本文が頭にスッと入ってくるようになった」等のコメントが書かれていましたが、昨年の感想欄に「教科書とワーク以外から問題を出さないでください」と書かれてあったのを読んだときは衝撃を受けました。

サッカーでいうと「スカウティングした情報通りのサッカーをしてください」と相手チームにお願いしているようなものです。

想定外のプレーをされたら僕は対処できないと宣言しているようなものです。

今回の選手権2次予選の感想にもありましたが、ふだん戦っているより強いチームと戦って(戦っているのを観て)、自分たちに何が足りないかを感じ、それをトレーニングに落とし込む必要があると、彼らは思ったようです。

テストも同じで、何が足りないかを知るために行われるものであって、どんな問題が出るかわかってやっていたら意味がないと思います。

大人が手を貸して想定問題集なるものを作って、生徒らにいい点を取らせ(力がついているわけではありません)ても彼らのためになりません。

昨年、定期考査前に「どんな問題が出るのですか?」「どういう傾向の問題なのですか?」と複数の生徒が聞いてきました(私は新しく赴任してきたのでデータがないということだったのかもしれません)ので、「それを君たちにだけ教えたらアンフェアでしょう。だいたい、どんな問題が出ても解けるように準備すればいいだけだよ」と応えましたら、「どう勉強すれば、どんな問題も解けるのですか?」と聞かれてしまいました。「予習・授業・復習(特に音読)をしっかりやること」と伝えました。

もう20年近く前、放課後の練習後に、ある生徒に「先生、どうしたら1vs1が強くなりますか?」と尋ねられましたので、「たくさん1vs1をやればいいのでは」と応えましたら、「どうたくさん1vs1をすればよろしいのでしょうか」と返してきましたので「FW全員集合!今から彼と1vs1をやってほしい」と言って、1回1回、なぜ抜かれたのか説明をしました。すると、しばらくして彼が「先生、そろそろ失礼してもよろしいでしょうか?」と言い出しましたので、「どうして?」と聞きましたら「そろそろ塾の時間ですので」と言われてしまいました。

指導者に何もかも教わって、指示通りに動こうと思っている選手たちでは、そこそこ勝てるでしょうが、本当に強いチームはできないでしょうし、高校卒業後に活躍する選手にはならないでしょう。

ですから我々は、試合中指示したくなるのをぐっと堪えなければなりません。選手の成長のために。
選手権二次予選を終えての1、2年生全員(マネージャーも含め)の感想を読みました。

「応援だけでも緊張した」、「応援団の迫力にアウェイを感じた」、「来年も再来年もこの雰囲気を味わいたいし、自分がこの舞台に立ちたい」等のコメントを読んで、百聞は一見に如かずと改めて感じました。

マネージャーの2人も含め、たった1試合が生徒たちに多大なる影響を与えたようです。

「平凡な指導者は言って聞かせることができる。ちょっといい指導者は説明することができる。さらにいい指導者はやって見せることができる。でも、最高にいい指導者は、選手の心に火を点ける」とは、筑波で行われたフットボールカンファレンスでイングランドサッカー協会のコーチが話された言葉ですが、まさに選手権での強豪校の選手たちの振る舞いは、彼ら本高サッカー部員たちの心に火を点けたのだと思います。

指導者として全国大会で準優勝を経験された中学時代のサッカー部の恩師や、武南高校サッカー部監督の大山先生が、「練習試合でなく、公式戦で選手は育つ」とおっしゃっていましたが、今回の彼らの感想を読んで、公式戦で勝ち続けることの重要性を感じました。

もちろん、ただ勝てばいいというわけではありません。

部員一人ひとりが努力を重ね切磋琢磨した結果、チームとしてレベルが上がり、大会で勝ち上がるようになる理想を追い求めて行きたいと思います。

2017.10.21 陸王
埼玉の行田の足袋屋さんを描いた『陸王』というドラマを見た元銀行マンの友人が面白いと言っていましたし、「行田から前橋に異動になる銀行マンは島流し」というセリフが、群馬県人の間で話題になっていましたので、今日、再放送がありましたので、試しに観てみました。

私がこのドラマで1番面白いと感じたのは、スポーツ店主がランニングシューズの話をしていたシーンです。

最近のランニングシューズのソールは、踵の部分が分厚くできていて、ヒール接地を導くため、膝に怪我を負うランナーが多いので、ミッド・フット接地を導く足袋のようなフラットなソールのシューズがあれば怪我をするランナーが減るとのことでした。

私は部員たちに「フラット接地」と話していますが、厳密に言えば、つま先が先に着いてその直後に足裏全体が接地するのだと思いますが、それを「つま先接地」とアドバイスしてしまいますと混乱すると考えています。

「フラット接地で乗り込むように」という言い方が今のところ1番感覚を伝えやすい言葉だと思っていますが、なかなか全員に理解してもあるのは難しいです。

よく、「トレーニングをビデオにしてほしい」と頼まれることがありますが、主観と客観のズレがあるために本人はビデオの通りに動いているつもりでも、実際は似て非なる動きになってしまう可能性が高くなりますので、やはり、直接動きを見ながらアドバイスしなければ、なかなか正しい動きを身につけさせることはできません。

昨日会った埼玉県立大学の学生はサッカー部のアップに本高サッカー部で行なっているようなことを取り入れているそうです。

少しずつですが、我々が目指している動きが広がりつつあることに喜びと共に責任も感じています。
2017.10.21 母校応援
久々に母校高崎高校サッカー部の応援に行って来ました。

OB会費は毎年払って経済的な支援はしていますが、自分が教えている高校生の試合と重なってしまい、なかなか試合を観に行くことはできずにいましたが、今回は中間考査前で部活がオフですし、相手が監督の母校の前橋育英高校ということもあり、どんなサッカーをするか興味もありましたので、県営サッカー場まで行って来ました。

前半は高崎が組織的に集中して守れていましたし、育英の単調な攻撃にも助けられ、0-0で終われるかもしれないと思いながら見ていましたが、残念ながら先制されてしまいました。

本高の生徒たちに、バイタルエリアに縦パスが入った時に、グラウンダーの場合、センターバック2人がチャレンジ&カバーができていても、空中にボールがあるとなぜかできなくなることが多いとよく話しますが、まさにそういうシーンでした。

ロングボールに対し、センターバック2人が1人のFWと競り合いに行ってしまい、その横のスペースにボールが落ち、そのボールに反応した選手に決められてしまいました。

ほとんど崩されずに守っていただけにもったいない失点でした。

後半は、育英高校は1点リードしリラックスしてきたせいか、ワンタッチでアイデアのあるパス交換をし、何度もDFラインを突破しましたが、肝腎なシュートをミスしていましたので、まだわからないと思って見ていましたが、高崎のDFが自陣でファールをして、まだプレーを再開しないだろうと油断していた一瞬の隙を育英の選手は見逃しませんでした。

クイックスタートをされ、ゴール前に上げられたクロスを小柄なFWの選手(本庄市内の中学校出身)にヘッドで決められてしまいました。

その後はコーナー付近で時間稼ぎのボールキープをされ、結局0-2で敗退しました。

今日の試合を見て、集中を全く切らさずに、献身的に動き、サッカーの鉄則通りに動くことを忘れなければ、強豪チーム相手でも、引き分けにはできると感じました。

ただ、40分ハーフですと(45分ハーフならさらに)どこかで集中が切れたり、鉄則通りに動くことを忘れてしまう瞬間があり、そこを強豪チームになればなるほど見逃さず突いてきますので、大抵は強豪校が勝つことになります。

来週土曜日に、埼玉ではRound16の試合が行われますが、前任校の熊谷高校が浦和学院と戦いますが、彼らには集中力がありますので、ベスト8進出は決して夢物語ではないと期待しています。


2017.10.20 2軸仲間
本日、英語の指導法の研修に参加するため、市ヶ谷まで行ってきました。

同じ英語を教えるのにも様々なアプローチがあるのだと思いました。普段の私の教え方では、しっくり来ない生徒でも、このやり方ならはまるかもしれないと思う「目から鱗」の指導法でした。

帰りに浦和で途中下車し、2軸仲間と食事を共にしました。

やはり、気の置けない仲間との時間は過ぎるのが早いです。

サッカースクールを掛け持ちしている(指導者として)大学四年生の教え子が、陸上専門の先生に様々な質問をし、その的確な答えを横で聴いているだけでも楽しく感じました。

大学生の彼は、まだ体育会サッカー部で現役でプレーしていて、学生の埼玉県選抜にも選ばれているそうですが、選抜の他の選手の経歴は凄い人ばかりだそうです。

その話を聞いただけでも、彼が大学生になってからも成長していることがよく分かります。

卒業後は、ケルン体育大学でスポーツの指導の勉強をして、いずれはプロサッカー指導者になりたいとのことでした。

今度、本高サッカー部と熊高OBが試合をする時は是非参加したいと言ってくれました。有難いことです。向上心の塊の彼と接するだけでも本高サッカー部員にとって勉強になること間違いなしです。

ちなみに、もう1人は浦和東高校でサッカー部の顧問をやっている教え子が来てくれたのでが、彼は採用試験に受かる前に、熊高の春の静岡遠征に帯同してくれて、たった四日間で生徒の信頼を得た素晴らしい男です。

熊高が浦和学院のグランドで県大会の試合をした時に、彼がコッソリ観戦に来てくれていたのを1人の選手が発見し、「ハーフタイムに一言いただきたかったです」と言っていたのが忘れられません。

やる気があって向上心のある仲間と会って話しをするだけで、エネルギーが満ちてくる感じがします。

本高サッカー部員が将来、そうなってくれたら最幸ですね。
2017.10.20 ACL準決勝
ACL準決勝で浦和レッズが上海上港に1-0で勝利しました。

明日、東京の出張の帰りに教え子で浦和レッズ強化部の堀之内氏と会う予定でしたが、レッズが決勝進出を決めたため、決勝の舞台となるサウジアラビアに下見に行くことになり、予定はキャンセルになりました。

10年前、彼自身が選手としてACL決勝の舞台に立ち、ACL優勝に貢献しました。

教え子のクラブワールドカップでの勇姿見たさに4万円以上のチケットを購入しましたが、彼は決勝で負傷し出場できませんでした。

ですが、そのときに見たACミランのカカのドリブルは衝撃的でした。当時、レッズでは断トツに足が速かった坪井選手がいとも簡単にカカに振り切られてしまいました。

あの光景を見て、50mの速さとサッカーで必要な速さは別物だと確信しました。

そして、起こり(予備動作)のない素速い動きをするために、もしかしたら腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)は重要ではないのかもしれないと考えるようになりました。

以前、レッズに在籍していたエメルソン選手も現在レッズで活躍しているラファエル・シルバも選手もスッキリした腓腹筋の持ち主です。

スポーツジムに通っていた頃、エアロビクスではふくらはぎを使っていましたが、ラテンエアロビクスでは全く使いませんでした。筋力で足を動かすと動作が間に合わないような感覚がありました。

インストラクターの方もエアロビクスはしっかりした腓腹筋でしたが、ラテンエアロビクスはスッとしていました。

本高サッカー部員は他校の子に比べてふくらはぎが小さいと思われるようになったらいいのかもしれません。
知り合いの先生がお嬢さんの授業参観に行って、親御さんのマナーの悪さに驚いたそうです。

授業中におしゃべりしたり、スマホいじったりしている親御さんが一人二人ではなかったそうです。

私の息子が小学生のときは、まだスマホはありませんでしたが、授業中に携帯が鳴り、廊下で大声で話している親御さんがいたり、生徒に先生が質問したら、自分の子供に答を教えに行く親御さんがいました。

知り合いの先生は授業参観の光景を見て「自分たちに原因がある」と思ったそうです。彼は「今の生徒に向き合っているのは、その子供と向き合っていること」と常に思って、生徒らに接しているそうです。

とても考えさせられました。

サッカーが楽しいと生徒が思ってくれれば、その子供もそう思ってくれるでしょう。日常の挨拶等も同じです。

我々指導者が試合中に審判に文句を言えば必ず生徒は真似をします。おそらく彼らに子供ができて、少年団の試合を観に行ったお父さんが審判を批判すれば、必ず子供たちもそうするでしょう。かわいい小学生が地面を蹴って審判に文句を言っているシーンを見かけたことがありますが、彼らが悪いのではなく、彼らは大人を見ているのです。

以前は、1年生のU-16の初戦の前に「今日、少年団でサッカーをしている子供とそのお父さんがこの試合を観に来ていると想像してほしい。お父さんが、この試合を観て、是非、息子には高校までサッカーをしてほしいと思うような態度でサッカーをしてほしい」という話をしていました。

今年の1年生には、この話をしていませんが、彼らは立派に戦ってくれました。

試合中、審判に文句を言わないのが本庄高校の伝統になってくれることを期待しています。