英語Iに続いて英語表現Iの採点が終わりました。

生徒たちの勉強時間が、私の採点時間より長いことを祈らずにはいられません。

今回の期末考査は2つとも考えて答える問題が多く、一夜漬けではなく、日頃の予習・復習がしっかりとできていないと答えられない問題が多かったと思われます。

私の担当しているクラスでは、期末の試験範囲が終わっていても構わずに先に進んでいます。もし、期末考査のことだけを考えたら、ワークブックの問題を授業中に解いて(本来、生徒の自学自習ように購入しているものですが)おけば、もっとクラス平均点は上がったのかもしれません。

今年の初めの新人戦で深谷商業に0-3で敗戦した時に、監督の山田が「勝つためには、蹴るサッカーも必要なんでしょうか?」と聞いてきた時に「いや、ブレずにきちんとパスを繋いで考えるサッカーを貫こう」と話しました。

以前、熊谷高校が藤枝遠征をしていた頃、静岡の丁寧にパスをつなぐサッカーに触れて部員たちは「サッカーはこうやってやるんだ」と強い刺激を受けていました。

そして、埼玉に帰って来て、縦に蹴るだけのサッカーに屈し、生徒たちは目の前の試合に勝つためには、いいサッカーを諦めなければならないのかと迷っていたかもしれません。

結局、静岡からは、次から次へといい選手が育っています。また、熊谷高校の卒業生も、高校がそんなに強くないのに、大学のサッカー部で活躍しています。

目先の試合に勝つためには基礎基本を無視して、ただ相手チームのスカウティングをしてウィークポイントをついて勝ったとしても、次に繋がりません。

上尾高校の顧問をしていた時に(ワールドカップ組織委員会に異動したため1年間しか教えていません)、赴任してすぐに、勝つための戦略を授けて、大宮南を破り、インターハイの県大会に出場し、当時、県ベスト4に進んだ杉戸高校と接戦を演じました。

しかし、当時の上尾高校サッカー部にはサッカー文化がなく、レギュラーの大半の3年生が引退して、また、別のメンバーに、勝つための戦略を授けなければなりませんでした。

そして、こんなことをやっていたら、いつになっても選手のレベルが上がらないと感じました。

その場その場で、選手が一瞬の判断で動けるように、個人戦術のレベルを上げなければ、毎回目の前の試合に勝つための戦略を授けて、結局、積み上げているものが何もないサッカーになっているだけだと感じました。

本庄高校の生徒たちは、おそらく、目の前の試合に勝つための戦略を欲しているのだと思います。

だから、「どんな傾向の問題が出るんですか?」とか「今回は誰が問題を作成するのですか?」といった質問が多くなります。

どんな問題が出ても臨機応変に答えられように、日々の予習・復習を通して、サッカーでいうところのスキルを身につける必要があります。

それができれば、初見の模試の問題を解くこともできますし、センター試験の問題だって簡単に感じられるようになります。

目の前の試験のことしか考えずに一夜漬けの勉強ばかりしていたら、本当の力はつきません。

サッカーも、身につけるべき個人スキルを身につけずに、ただ、相手のチームを研究し(例えば、キーパーがハイボールに弱いから、ひたすらごゴール前に高くボールを蹴り上げて勝ったとしても、何も次に繋がりません)勝ったとしても意味がありません。

幸い、今回のテストも、多くのサッカー部員が高得点を取っていました。彼らがサッカーだけでなく、勉強でも本庄高校のスタンダードを変えてくれることを期待しています。

サッカー部員たちが、日頃の努力で基礎基本を身につけることによって、本当の力が身につくのだということを証明してほしいです。