2018.01.31 変化が大事
本日、男子サッカー部の練習で、いくつかのことを試しました。

まず、アップの2軸走で、いつもは脇にゴムチューブを挟んで走っていました(手を使わないで、軸の切り替えで走るように)が、ポールを背中と肘で挟んで走りましたら、姿勢が良くなりました。

次に、同じようにポールを挟んでヘッドのトレーニングを行いましたが、よりパワーを伝えようとして、上半身のスウィングでボールを叩くより、「平泳ぎの足」で後ろに蹴りを入れながら全身を固めた瞬間にボールを叩ける生徒が強くボールを弾けている気がしました。

次に同じ格好でキックの練習をしました。

まずは、助走の最後でスキップをし、蹴り足を後ろに引かない状態で蹴らせ、次に、スキップはせずに、でも、軸足を踏み込む時に、踵からではなく、つま先から踏み込むように指示しました。

これも、蹴り足を後ろに引くと上手く蹴ることができません。

上手く蹴れない生徒は、軸足を踏み込んでから蹴り足を後ろに引こうとする選手です。癖がなかなか抜けません。

最後は、軸足を踏み込むと同時に、同側の手で持つポールをスキーのようについて、キックと同時に地面からポールを外して蹴るトレーニングを行いましたが、1人、私のイメージ通りの綺麗なフォームで蹴ることができた生徒がいました。

練習終わりに、彼にみんなの前でデモンストレーションをやってもらいながら「フォームに無駄な力がなく、山田先生の蹴り方に似てるでしょ?」と話しました。

今日のように、思いつきで新しいトレーニングをした際に、誰も変化がないと、生徒らのモチベーションが下がってしまいますが、彼のように変わる選手が出ると「俺もできる」と思ってトレーニングをするので、すぐに後に続く選手が出てくると思います。

火曜、木曜に行っている補習も同じです。週2回行っているのに結果が出ないとモチベーションが上がりません。

今回、日曜日に模試を受けた1年生の特進クラスの生徒が、どうやらクラスで英語は一番いい点を取ったようですので、今後、ますます集中して受講してくれるでしょう。

教える私もモチベーションが上がります。正しく行えば、サッカーも勉強も必ず結果がついてくる。

指導者が働きかけて、生徒が変化し、進歩し、成長する、このサイクルを大事にしていきたいです。
2018.01.31 箒の柄
今日の練習で、箒の柄を背中と膝の内側で挟んで、余計な動きを制御して、「平泳ぎの足」だけを意識して片足ジャンプヘッドの練習をやらせてみましたら、上手くいきました。

キックも重心の移動だけを意識させるように、女子の何人かと、男子の何人かに箒の柄を背中と膝の内側で挟んだ状態でキックの練習をさせたところ、これもなかなか手応えがありました。

明日は、何を試しましょうか。
2018.01.29 平泳ぎの足
今日のヘディングの練習の際に、女子サッカー部の生徒からもらった「平泳ぎの足で蹴る」というアドバイスを男子サッカー部員にしましたら、イメージをつかめたらしく、かなりいいフォームでできました。フォームが美しくなると強いヘッドができます。

エビ反りになってヘッドをした方が、一見、力がボールに伝わるような気がしますが、片足ジャンプで方向を変えるヘッドでは、「平泳ぎの足」がボールにパワーを与えられる気がします。

その後のロングキックの練習では、蹴り足を後ろに引いて、渾身の力で蹴り上げている生徒は、あまり遠くにボールを飛ばせません。

なぜなのでしょう?

こういうことを考えるのが、いつの日からか好きになりました。

短いダッシュの練習では、使い古したホースを10cmほどにカットし、自転車のゴムチューブを5mm強の幅の紐状にして、それをホースの中に通して結んで、ホースが足の土踏まずのあたりに来るように装着し、ホースを潰すように「フラット接地」で走るトレーニングを行いましたら、ただ大声で「フラット接地」と言いながらやらせた時よりもずっと私のイメージ通りに走る生徒が増えました。

ちょっとしたイメージが湧く言葉と、イメージが湧かなければちょっとした小道具を使うことによって、動きを変えることができると再認識しました。

ロングキックも、何かいい小道具があれば劇的に変わるような気がしてなりません。

浦和南高校時代の教え子がイギリスのThe Guardianのイタリアサッカーに関する記事を紹介してくれました。

観察が鋭く巧妙で、より情熱的であるだけでなく、イタリア語は、描写するアクションと完璧にかみ合っているのだそうです。

イタリアでは、選手たちはポジション(posizione)をプレーするのではなく、どちらかと言うと役割(ruolo)をプレーするのだそうです。

プレーメーカーは「レジスタ(regista)」または「指揮者」と呼ばれ、選手がパス交換することを「ディアロガーレ(dialogare)」、文字通り「対話」と表現するそうです。

ゴールは得点するものではなく、「著す(l'autore del gol)」と表現するようです。

ゲームにおいて中心的役割を担うものは「主役(protagonista)」と呼ばれ、「リゾルヴェーレ・ラ・パルティータ(risolvere la partita)」すなわち、「ゲームを決する」ポテンシャルを持つ。特に創造的な選手は、彼の「ファンタジーア(fantasia)」によって称賛され、ロベルト・バッジョのような真のレジェンドは「マエストロ(maestro)」と呼ばれるそうです。

チームのパス交換やポゼッションは、「句切り法」を意味する「フラゼッジョ(fraseggio)」と表現される。これは音楽的表現を描写するのにつかわれる言葉だそうです。

失敗や誤った状況判断は「パスティッチョ(pasticcio)」または「模倣作」と言うそうです。

枠内シュートは「コンクルジオーネ(conculsione)」であり、起こりえる失敗は「ファッリタ(fallita)」つまり「失敗」と呼ばれ、この言葉はイタリア語では「倒産」という意味も持つそうです。

ボールは相手から勝ち取ったものではなく、「コンクイスタート(conquistato)」つまり「征服した」もので、トラップではなく「アッドメスティカート(addomesticato)」つまり「飼いならされた」と表現するそうです。

相手選手からのチャレンジは「コントラスト(contrasto)」つまり「争い」であり、マッチアップは「ドゥエッロ(duello)」(フランス語だと「デュエル」でしょうか?)。

ペナルティーキックは「リゴーレ(rigore)」すなわち「困難」と表現されるようです。

これらすべての劇は「プッブリコ(pubblico)」の前で演じられ、彼らの「コーリ(cori)」つまり「合唱」は、選手たちのパフォーマンス次第で、野次になるか称賛になるか決するとのことです。

以前、日本サッカーの父、デットマール・クラマー氏がドイツ語でサッカーの話をされていた時、突然、「サッカーはイングランドで生まれたスポーツだから英語の方がドイツ語より説明し易い」と英語に切り替えて話されたことがありますが、イタリアは独自のサッカー言語を使って発展してきたのですね。

本庄高校サッカー部も独自のサッカー用語を使うほど「こだわり」を持ってサッカーできたら最高ですね。

ちなみにクラマーさんが、最後まで諦めないでシュートのこぼれ球を狙うことを「zanshin」と表現されたとき、日本人の誰もが理解できなかったそうです。

武術用語に「残心」という言葉があるだろうとドイツ人のクラマーさんから日本人が教えられたそうです。

日本語にもなかなかいい言葉があります。
本日の女子サッカー部新人戦(寄居城北高校に3-0で勝利)の前のトレーニングで、男子も苦手な片足立ちでのヘディングを教えたのですが、軸足でない方(遊脚)の足で後ろに蹴りを入れながら頭にボールを当てるように指示しましたが、なかなかできなくて困っていましたら、ある部員が「平泳ぎの足だよ」とアドバイスしました。

するとイメージが掴めたのか、彼女の動きが変わりました。

また一つ生徒から気づきを与えてもらいました。

今度、男子に教える際に「平泳ぎの要領で足をキックしながら頭にボールを当てろ」とアドバイスすれば格段に良くなる気がします。



2018.01.27 本日の試合
本日のトレーニングマッチvs西邑楽高校は、A、B共に0-2でした。

インフルエンザで熊西戦に出場できなかったセンターバックの1年生がまだ出場せず、代わりに別の1年生がスタメンで出場し問題なくプレーできていました。

また、左サイドバックの2年生が高崎線の遅延で遅れたため、代わりに初スタメンを果たした1年生が心地良いクサビのパスを入れていました。

さらにいつもフォワードで出場している1年生が眼の検査で昨日の練習に出ていないため今日はスタメンから外れ(片目0.1、もう片方は0.1以下だそうです。それでよくサッカーができたと感心してしまいます)、熊西戦ではセンターバックで先発した2年生が、フォワードで出場し、実にアイデアのあるプレーで、彼の潜在能力を見せつけました。

冬休み中の伊勢崎のフェスティバルで、監督の山田が高校サッカー選手権の役員のため不在の日に、私は彼に「目の前の相手にそこそこいい試合をするのが目的なら、君をセンターバックに置いて失点を抑えた方がいいが、今後の本高サッカー部の可能性を広がるためにフォワードで試してみたい」と話しました。

あの時の私の判断が間違っていないことを彼は証明してみせました。

西邑楽高校さんは、フィジカルが鍛えられていてボールへの寄せが速く、判断が遅ければ相手の餌食になってしまうような場面で、彼はいとも簡単にワンタッチパスで相手センターバックのプレッシャーをいなしてみせました。

そのパスに反応した2年生の高速アタッカーがシュートを決める決定力があれば、もっと違った展開になったろうと思います。彼が覚醒することを期待しています。

このように、誰が出てもそこそこやれると分かりましたので、これから益々競争が激しくなるでしょうし、初スタメンの1年生サイドバックを見て「俺もやってやる」と思った部員も少なくないでしょう。

明日は、今日の試合を特進クラスのスーパー講義のため欠場した1年生1人と、2年生数人が模試を受ける予定です。毎週、火曜・木曜の私の英語の補習に参加している彼らが、どんな点数を取るか楽しみです。

私は女子サッカー部の顧問をしているため、男子サッカー部はオフですが、女子の応援のため、明日も本高グランドに立ちます。

妻には「土日のないブラックな職業」と言われていますが、男子だけでなく、女子の成長も見ることができ、2倍サッカーを楽しめることができ、幸せだと私個人は感じています。

そんな私を見て、教え子たちが勉強も部活も教える教員を志望してくれることは教師冥利につきます。
2018.01.26 明日の予定
明日27日(土)は群馬の西邑楽高校とトレーニングマッチを行うことになりました。

11:30キックオフ@本庄高校グランドです。

どんな試合になるか楽しみです。

平昌五輪が近づき、様々な番組でオリンピック代表選手のことを取り上げていますが、中でも、今シーズン圧倒的な結果を残しているのが五輪選手団主将の小平奈緒選手です。

彼女の好きな言葉は、マハトマ・ガンジーの「永遠に生きるかのように学べ。明日死ぬかのように生きろ」だそうです。

彼女は、猛勉強の末、国立大学の信州大学に進学しました。信州大学を選択した理由は、結城先生という科学的な指導をされる指導者に教わりたかったからだそうです。

当時、彼女が大学に進学することに否定的な意見を持つ関係者が多かったそうですが、彼女は、4年間大学で過ごしたからこそ、今の自分があると思っているそうです。

卒論はもちろん、母校の中学でお世話になった教育実習も、アスリートの彼女にプラスになったそうです。

自分で考え、自分で修正をしていくことができるのが小平さんの大きな武器なのだそうです。

世界一の彼女が、忙しいアスリート生活の中、勉強して現役で国立大学に進学できたのですから、本高サッカー部員にできないはずがありません。

彼女が五輪で金メダルを取り、彼女の文武両道の部分が注目され、日本中の高校生運動部員が、彼女の影響を受け、スポーツだけでなく勉強も頑張ろうと思ってくれたら最高です。

2018.01.26 道塾
2ヶ月に1回の自分磨きの武術の塾『道塾』に参加して来ました。

師匠が「強い人間」になるためには、心豊かになることが大切だと話されていました。

心豊かになるために、自立、つまり、自主的に考えて行動するようにならねばならないとのことでした。

大人が恫喝したり命令して子供たちを動かすと、大人の顔色をうかがって動く、つまり、忖度をする人間を育ててしまうことになるとおっしゃていました。

監督の山田にその話をしましたら、彼は「前橋育英高校時代、山田耕介先生にミスをして怒鳴られたり、大声で指示された覚えがないですね。頭を指さして『集中』と試合中によくおっしゃていましたが」と高校時代の話をしてくれました。

前橋育英高校サッカー部が100人以上のJリーガーを輩出したのは当然だと思いました。選手らは、指導者の顔色をうかがわず、自分で考えてプレーする癖が高校時代に身についたのだと思います。

昨日、一浪しているサッカー部のOBが本高に来て、センター試験を終えA判定の出ている国立大学の二次試験を受験すると教えてくれました。

自分で考えて行動する習慣が高校時代に身につけば、卒業後、学力もサッカーも伸びるはずです。

そのことを彼が証明してくれました。

最近、サッカー部が自ら考えて動く集団になりつつあることを肌で感じています。

前橋育英高校サッカー部のようにJリーガーを輩出する日もそう遠くない気がしてきました。
2018.01.23 ミーティング
本日、男子サッカー部はミーティングを行いました。

冒頭で、監督が、これまでと同じく蹴らずにパスをつないで行くサッカーをブレずに続けると宣言をしました。

選手を集めることができない公立高校で、このサッカーを続けて行くのには、選手もスタッフも覚悟が必要です。

明日、私は武術の塾があって部活には出られないのですが、その師匠が以前「ベストセラーのように、簡単にわかる本はろくな本ではない。何度も読み返し、毎回読むたびに学びを得る、そういう深い本がいい本だ」と話されたことがあります。

サッカーも手っ取り早く目の前の試合に勝つことよりも、何度も選手自らが考え、工夫をし、失敗から学び、試行錯誤を繰り返しながら、サッカーの本質がだんだんと分かってくるのが理想なのでしょう。

そんな悠長なことを言っていたら勝てないから、指導者は手っ取り早く勝つ方策を与えたくなるのでしょうし、もしかしたら、選手も保護者もそれを望んでいることが少なくないのかもしれません。

促成栽培ではなく、じっくり育ててもらいたいとお考えになる中学生またはその保護者の皆さんに、本庄高校サッカー部は適していると思われます。

来年度からBチームが北部支部3部リーグに参戦する予定です。北部支部2部で試合をするトップチーム、3部のBチーム、そしてU-16、全てのチーム本庄が、同じサッカーを志向して、しかも勝利することを目指して精進していきたいと思います。