2018.02.28 新しい出会い
本日、1年生に新しいメンバーが加わりました。

これで、33人でスタートした1年生が35人になりました。

「1人も辞めないサッカー部」を目指していますが、最近は、増えることが多くなってきました。

あの岩政さんでさえ高校でもサッカーを続けるかどうか迷ったのですから、「やっぱりサッカーをやりたい」という子が出て来るのは、何ら不思議なことではありません。

また、社会人の県リーグ1部でプレーしている大学生の先輩が練習に参加してくれました。

生徒たちにいい刺激になりますし、彼は体育の教師になりたいそうですので、我々も彼の指導者としての成長のお手伝いができたらいいなと思います。

社会人のリーグ戦が入ってない週末には、試合にも来てもらってアドバイスをしてもらえたらいいなと彼に期待しています。

よく「自分は〇〇になりたいから、専門学校に行けばいいのだから勉強なんてしなくてもいい」と言う生徒がいますが、人生は目標通りに進まないことは珍しくありません。

元鹿島アントラーズで日本代表のDFも務めた岩政大樹選手は、少年団でサッカーをしていましたが、中学にはサッカー部がなく陸上部に在籍しながら、週末だけ新しくできた地元のクラブチームでサッカーをやっていたそうです。

当然、毎日練習している中体連のチームに歯が立たなかったし、近隣の高校にサッカー部がなかったので、高校ではサッカーをやるつもりはなかったのだそうです。

ところが、県内にたった10チームしかないクラブチームで優勝し、中体連の1位と試合をした際、観戦に来ていた強豪校のスカウトの目に留まり、誘われたので、県のトップ校からオファーが来たのだからサッカーを続けてみようと思い、学業と両立のできるサッカー強豪校の岩国高校まで1時間半かけて通ったそうです。

凄いことに、その通学中の3時間を予習・復習に使い、家では全く勉強しなかったそうです。

サッカーだけでなく勉強もしっかりやっていた岩政選手は、国立大学の広島大学に進学しようと考えていたそうですが、国体出場目前に怪我をして、その後の選手権もほとんど出場できずに不完全燃焼で終わってしまったために志望校をサッカーが強かった東京学芸大学に変えたそうです(ちなみに彼の2学年上の私の教え子の堀之内聖君が受験する頃は「2部の門番」と呼ばれていて、万年2部で最下位のチームでした。彼が筑波の推薦入試で不合格になり私が学芸大の受験を勧めるまで、東京学芸大の存在を知りませんでした。さらに岩政選手の3学年下が本校サッカー部監督の山田です)。

堀之内君が四年生の時に大学選抜に岩政選手が招集されていたのを見て「何であんな下手な子が選ばれているの?」と堀之内君に質問しましたら「監督の瀧井先生は、あのサイズは貴重で、いつか日本代表に必要な時が来るから、いい経験をさせると言っています」と言っていました。

岩政選手は瀧井先生の目論見通りに成長し、四年生の時はユニバーシアード代表のキャプテンとして活躍し、その後代表まで上り詰めました。

いつどこで目標が変わるか分からないのが人生です。だからサッカー部の生徒たちには文武両道を目指してほしいです。

志村けんさんは次のようなことを話されています。

「ムダなことでもなんでも知ってた方がいい。知らないと損することはあっても、知って損することはないから」

「何もしてない奴が『じゃあ、お前ちょっとやってみな』って言われることはあり得ない。普段から何かをやり続けているから、誰かの目にとまって声をかけられるんだ」

岩政選手を「運がいい」という一言で片付けることはできません。やるべきことをやってきたのですから。




2018.02.26 1を言えば10
平昌オリンピックが終わりましたが、スピードスケートの高木美帆さんの地元の方が、彼女のことを「1を言えば10わかる。本気で勉強だけしたら東大にだって受かる」と話していました。

元浦和レッズの選手だった教え子の堀之内氏も大学2年生の時、関東選抜の監督に「1を言えば、、、」と言われていました。

昨年度、何度も生徒に「どんな傾向の問題が出るんですか?どういう勉強したらいいんですか?」と聞かれましたが、「授業でやったことを理解していれば解ける問題が出る」と応えていました。

理解していれば何ら問題なく解ける問題を、丸暗記しようとすると10解くために10覚えなければなりません。

勉強もサッカーも応用する力が大切です。

練習でやったことを試合の中で応用できる選手が活躍する選手です。

オシム監督はコーチにまで常に考えさせるように仕向けていたそうですから、強くなるはずです。
2018.02.25 部活動の意義
今年もまた教え子が高校の教員になります。

毎年のように教え子が教員になってくれていますが、今年採用される予定の教え子の教科は英語で、彼は採用試験で高校生の時にサッカー部で英語版のサッカー戦術ビデオを見せてもらったりしているうちに、英語に興味を抱くようになったと話したそうです。

サッカー部の教え子で教職の道を選んでくれた教え子はたくさんいます。そして、こらからも本庄高校サッカー部の卒業生が後に続いてくれるでしょう。

すでに昨年の卒業生が、初蹴りに来てくれた時に高校の英語の先生になりたいと言ってくれました。

最近、部活動の在り方について、世間で様々な議論が進んでいます。

外部指導者が部活動の指導者になればいいとか、地域スポーツクラブでスポーツをすればいいとか、言われていますが、そうなると、彼らのように教師になって部活も教科も教えたいという若者が教師を目指さなくなるのでしょうか?

公務員で安定していて、部活も教えなくていいし、夏休みもあるから「教師にでもなるか」という若者が増えないことを願わずにはいられません。

学年末考査の採点第一弾が始まりました。

解答用紙に授業の感想を書いてくれた生徒の中で1番多かったのが、「単語を覚えるのが苦でなくなった」でした。

単語集を渡し、理解を測るため毎週単語小テストを行ってきたのですが、生徒らは、単語を覚えるという単純な作業が苦手です。ですが、模試を受けるたびに「単語が分からなすぎ」という感想を述べていました。

なかなか単語に本気で取り組もうとしない彼らが、どうしたら単語を覚えることに前向きになるか考え、単語小テストの範囲の単語を品詞ごとに分け、1単語につき1和訳限定のプリントを作成しました。

これによって1単語を覚える時間が大幅に短縮されました。そして、前向きに取り組み始め、点数という結果にも反映され、彼らは俄然、やる気を出し始めました。

同じ単語を覚えるのに、ちょっとした工夫を加えることによって、人はやる気を出すのだということを彼らに教えてもらいました。

生徒の感想で次に多かったのが「発音が良くなり、英文を読むスピードが速くなり、リスニングも以前より聴き取れるようになった」でした。

今まで英語を教えてきた経験から、英語が苦手な生徒は、綴りと音がリンクしていないことが多かったので、それを解消するためにあれこれ試してきましたが、今年度は、本高HPにアップした教科書音声を彼らのスマホにダウンロードさせ、その音声の後を影のように追いかけて音読するシャドーイングを毎回行うようにしました。

その結果、明らかに読むスピードが上がったことを生徒の多くが感じたようです。

また、2学期の途中から『意味順』という英語学習法を試してみました。

生徒の中には『意味順』で英語の語順の感覚が身についたと感想を書いてくれた子がいました。

この1年間、いろいろ授業で試してきましたが、1番嬉しかった感想は「英語の勉強が楽しくなりました」です。

之を知る者は之を好む者に如かず、之を好む者は之を楽しむ者に如かず。

サッカーも部員たちが「楽しい」と思ってくれるようなトレーニングを、様々試して行きたいと思っています。







昨日、動作研究仲間と会って最近のトレーニングに
ついて聞きました。

社会人のチームのメンバーにバランスボールを使ったキックトレーニングをさせてみたところ「背中を使って蹴っている感じがする」とコメントした選手がいたそうです。

小学生の子供たちにさせてみたところ、右利きの子が左で蹴ることができたそうです。

女子サッカー部の生徒がうまくできたのと似ているかもしれません。

監督の山田は、お子さんに5号球の空気圧が甘いボールを蹴らせてから、3号球を蹴らせてみたらキックが格段に良くなったそうです。

大きさや重さの違うボールを蹴ることは、キックを教えるより効果があるかもしれないですね。
2018.02.22 腹筋
今日、2週間に1回通っている治療院で体のメンテナンスをしてきました。

施術をしてくださる先生に腹筋が弱いと言われ、腹筋トレーニングの見本を見せていただき、やってみたところ、全くできませんでした。

見本を見せて下さった先生は、およそアスリートとは程遠い体型の方ですので、私の方が腹筋が圧倒的に弱いと分かってショックであるとともに、腹筋がそこそこつけば、もっといいキックができるのだろうと思いました。

自分の経験では、キックは脚の筋力より、全身のバランスを支える腹筋の方が重要な役割をしている気がします。

ちなみに、大学1年生の時、先輩に促され脚前挙をやりましたが、私だけできませんでした。

そこそこの強いチームでサッカーをやって来た同級生の、私以外みんな、脚を地面と平行になるまで挙げ、その状態をキープすることができました。

ちなみに、鉄棒トレーニングをしていた本高サッカー部員に脚前挙をやらせてみましたが、私同様、ほとんどの子ができませんでした。

高校の後輩で背があまり高くないのにヘディングが強かった男は、足首に装具をつけて高鉄棒に逆さ吊りの状態になり、そこから腹筋の力で状態をくの字にして、鉄棒を何度もタッチして腹筋トレーニングを行っていましたが、私は1回もできませんでした。

ちなみに女子短距離界の第一人者の福島千里さんは、いとも簡単に何回もその腹筋トレーニングを行っていました。

彼女も最初は1回もできなかったそうですから、継続すればできるようになるのでしょう。

勉強も同じなのでしょう。結局、上に行く生徒は継続する習慣があります。

サッカーで継続する習慣が身につき、それが学習にも影響を与えるのが理想なのですが、、、。

そうなってくれることを望んでいます。

生徒たちに負けないよう、私も腹筋トレーニング頑張ってみたいと思います。
2018.02.21 単語小テスト
1年生の単語小テストで3回ごとに平均8割(16点)以上得点した生徒を昇降口に掲示しているのですが、今までは数人しかいなかったのが、今回は90人になりました。

4人に1人以上の生徒が、努力すれば結果に反映されるという達成感を得られたのは大きいと思います。

私のクラスでは、ここ数回は半数以上の生徒が8割以上の点数を獲得しています。

彼らのモチベーションは「席替え」です。

20人以上が8割以上の点数を取ったら席替えをすると宣言して以来、毎回、席替えをすることになってしまいました。

席替えのために勉強しているうちに、いつの間にか英語が得意になってしまったら、それはそれでいいかもしれません。

サッカーのトレーニングでは、「席替え」のようなモチベーションがなくても一所懸命やってくれています。

勉強もサッカーのようになってくれるといいのですが、、、、。





2018.02.20 願書受付
昨日からいよいよ願書受付が始まりました。

北部進学フェアや学校説明会で会って話をした中学生がどのくらい受験してくれるか楽しみです。

説明会等では会っていなくても、このブログを読んで入ってきてくれた現1年生もいます。

本庄高校サッカー部がどんな考え方でサッカーに取り組んでいるか分かったうえで入学してくる生徒が少し有利な気もしますが、意外とそうでもなく、スタートは皆同じだと毎年感じています。

4月当初、「こんなことやって何の意味があるんだ!」と思って2軸トレーニングを行っている1年生を変えるのも指導者の醍醐味の1つです。

小平選手が、オリンピックレコードを出した直後に、ライバルの韓国のイ・サンファ選手のことを気遣って、口元に人差し指を当て、観衆に静寂を促しました。

彼女は「次にスタートする選手がいる前で大騒ぎをするのはフェアじゃない」と話していました。

大騒ぎをして少しでも観衆を味方につけ、ライバルのペースを乱してやろうと考える選手もいる中で、彼女の行動は本当に立派で、世界一に相応しい選手です。

イ・サンファ選手の記録を上回り、自分の金メダルが確定した後に、小平選手はイ・サンファ選手に歩み寄り「今でもあなたのことをリスペクトしている」と告げたそうです。

浦和市立高校時代、あるサッカー部員に「相手の〇〇高校は、試合中に主審に文句を言って、僕らは何も言わずに黙々とプレーするから、だんだんと相手贔屓の笛になる。特に若い先生が主審の時は相手にペースを握られてしまう。僕らもジャッジに対して声を出した方がいい」と言われ、「そんなことで負けるなら負けてしまえばいい。ずるいことをしてでも勝ちたいとは思わない」と話したことがあります。

その数週間後、Jリーグの審判をされていたレスリー・モットラム氏の講演の通訳を頼まれた際に、彼にそのことを話しましたところ「君は誰にサッカーを教えているのだ?ユースの少年たちだろ。審判に見えないところでファールをすることをマリーシアと言って奨励する指導者もいるが、私はそれに賛同できない」と言われました。

本庄高校サッカー部は、相手チームや審判をリスペクトする集団であり続けてほしいです。

ただ自分のベストのプレーをすることに集中することができる小平選手のような立派なスポーツマンになることを期待しています。