昨日、女子サッカー部員に、男子にやらせたキックのトレーニングを試してみました。

中には、数分のトレーニングで素晴らしく変わった生徒もいました。

女子サッカー部員の多くは、ボールをミートする瞬間から力を入れる、つまり、蹴り上げるときに力を入れる子が多い気がしましたので、自然と振り下ろすときに力をいれるようにせざるを得ないトレーニングを行いました。

それを動画で撮影し、少年団の指導者をやっている教え子に見せましたところ、「素人のキックとは思えない」というコメントをもらいました。

彼は、最近、プレミアゴール集を見て、その多くが足を蹴り上げるのではなく、振り下ろしているように感じたそうです。

結果的にフォロースルーが振り上げられたりしますが、キックなのかドリブルなのかディフェンスにとってわかりづらいものだと感じたそうです。

昨日、私が見本を見せて、キーパーの部員に感想を求めましたら、「あー、あーって感じです」と答えました。つまり、シュートを撃つタイミングが分からないという意味です。

女子サッカー部員が見て「蹴り上げている」ように見えるキックも、実は「振り下ろしている」可能性があります。それが「主観と客観のずれ」です。そのずれを修正するのも我々指導者の仕事です。

ちなみに、一番「主観と客観のずれ」を助長しているのはマンガだという説があります。

翼君はキックの前に大きく足を引いて、インパクトの後に必ず足を高く上げていますが、あのフォームだとキーパに読まれやすいです。
2018.02.04 Vision Training
ボクシングの村田諒太選手がビジョン・トレーニングという目のトレーニングを行っていることは有名ですが、彼が使っているようなトレーニング機器を扱って商売をしている友人曰く、一流のアスリートで視力が1.0未満は一人もいないそうでう。

高校球児でも、甲子園に出場するようなチームの選手は、みな視力がいいそうです(裸眼か矯正視力かは問いません)。

サッカー部の1年生が、両目が0.1以下だったそうですが、今日の試合で初めてコンタクトを装着して試合をやって「こんなにいいならもっと早くコンタクトにすればよかった」と試合後に感想を語っていました。

そのことを部員全員に伝え、視力が悪いとプレーに悪影響をもたらすと話しましたら、なんとレギュラーにもう一人視力0.1がいて驚きました。さらには、キャプテンも0.3だそうで、練習以前に変えるべきことがあったと思い知らされました。

ちょっと遠くなると背番号は見えないですし、蹴る瞬間がよく見えないから落下点に入るのが遅くなりますし、空間認知力も低下するでしょう。

今まで技術的な問題でパスが通らなかったり、ヘディングの競り合いで勝てなかったのが、実は視力のせいかもしれません。

今日初めてコンタクトをつけてプレーした部員は、いつにも増して球際が強く、相手選手を何度も転ばせていましたが、もしかしたら、相手の重心の移動や、筋肉の力の入り加減も、いつもよりよく見えて、体の当てるタイミングが無意識によくなったのかもしれません。

受験勉強で視力の衰えを感じている中学生の皆さん、少しでも視力を良く保つように、ゲームをするのは控えましょう。

本日の練習試合vs松山高校は3-1で勝利しました。

前半、クロスからダイビングヘッドで先制し、後半開始早々、クリアミスを拾われきっちり決められ同点に追いつかれ、その後、左からのクロスのこぼれ球を決め2-1、さらにコーナーキックのこぼれを決めて3-1で終了しました。

新人戦北部予選も含め、いいサッカーをしているのになかなか勝利できず、生徒たちには少なからずストレスがあったと思いますが、今日の試合後の彼らの笑顔が、目指したサッカーが間違いではなかったことを証明しています。

ここ数日間、新しく試したジャンプヘッドの練習も功を奏したようで、今までだったらクリアのヘッドが短くて、こぼれ球を拾われて二次攻撃を仕掛けられてしまうようなシーンでも、今日の試合ではヘッドで大きくクリアができましたし、跳ぶタイミングもよくなり、コーナーキックからの得点につながりました。

試合前にイタリア語でパスは「対話」という単語を使うことを再確認し、受け手と出し手の呼吸を合わせることが大事だと話しましたが、その点でもかなり上手くできました。

監督の山田が「見えているのにミスしてしまってラストパスが通らないシーンがあったが、もっとスキルを上げればそれが通るようになり、さらにいいサッカーができるようになる」と話していましたが、ますます彼らの試合を観るのが楽しくなりそうです。



昨日、男子の練習後、女子の練習を見ながら、男子サッカー部員が3人だけでグラウンドの水取りと土入れをしている姿を見ていて、女子の練習が終わった後になぜ3人だけでやっているのか聞きましたら、1年生みんなでやっていて、ほぼ完了したと思い、帰ろうと思ったけど、まだ不十分な箇所があることに気がついた3人で残ってやっていたそうです。

「ゴミが落ちていたら跨がずに拾う」精神が彼らにはあるようです。

頭脳ではなく身体脳で動く習慣がある彼らのようなメンバーがいる組織は必ず強くなります。

私も1時間弱一輪車での土運びを手伝いましたが、彼らは2時間以上ずっと地道な作業を、誰に言われるでもなくやってくれました。

今日の松山高校との試合でより滑らずにいいサッカーができるとしたら彼らのおかげです。