20年以上前、初めてスポーツクラブの門を叩いたとき、インストラクターの方に「サッカーをやっているならすぐにできますからエアロビをやってはいかがですか?}と勧められるままにエアロビの一番上のクラスに参加した結果、自分の運動神経のなさに驚きました。

インストラクターの方が私に寄って来て「苦戦していましたね」と声を掛けてきました。

私はその日以来、そのスポーツクラブに通うのをやめました。

そして、数か月後に引っ越しをしたのをきっかけに、別のスポーツクラブでリベンジしようと考え、エアロビの初級クラスに参加しました。

エアロビの動きやリズムに徐々に慣れ、初級者クラスからスタートした私ですが、いつのまにか上級者クラスにも参加できるようになりました。

エアロビが上手くなるにつれ、左足で蹴るのが上手になりました。

エアロビクスは一遍に両手や両足を脳からの命令を出さずに動かす癖がつくので、それまでできなかったことが簡単にできるようになりました。

上尾高校時代は、エアロビの真似事をサッカー部員たちにもさせたことがありますが、幼稚園からサッカーをやっている子に限って苦戦していました。

恐らくサッカー以外のスポーツをやったことがなかったのだと思います。

スポーツは全身のバランスで行うものですから、エアロビを経験したらサッカーがより上手くなったのは頷けます。

エアロビクスにも飽きて、その後にトライしたのがラテンエアロビクスでした。

エアロビクスを数年間経験し、私のふくらはぎの筋肉(腓腹筋)は、かなり立派なものになっていて、自慢のふくらはぎでした。

ところが、ラテンエアロを始めて感じたのは「ふくらはぎが役に立たない」ということでした。

サンバ、サルサ、ランバダの軽快な音楽に合わせて、インストラクターの先生が踏むステップの速さに全くついて行けませんでした。

私がステップを踏んで、筋肉に力が入ったころには、インストラクターの先生の足は次のステップに向かって動き始めていました。

あの頃は、先生と私の違いは何なのかさっぱりわかりませんでしたが、今思うと、「反力」を使った動きと、「筋力」の動きの差だったのだと思います。

ワールドカップの強豪国の選手のふくらはぎに注目していただけるとわかると思いますが、ネイマールなどの超一流選手の下腿(膝から下)は日本人のそれより細く長く見えます。

反力で足を動かす選手は拇指球を使わず、腓腹筋に力が入りません。

その結果、ふくらはぎがすっきりして見えるのだと考えられます。

ラテンエアロのインストラクターの先生の体幹はくにゃくにゃでした。

ネイマールを見ていると、あの「くにゃくにゃした体幹」を思い出さずにはいられません。