2018.10.31 アウトエッジ
最近、ミッドフットランの本を読んで、足裏の地面への接地の仕方について、拇指球あたりから接地し、足圧が小指球の方に移動し、外側(アウトエッジ)を通り、踵に足圧点が移り、その後拇指球あたりから離地するそうなのですが、拇指球で決して地面を蹴らないのがコツだと書いてありました。

今日の1vs1のトレーニングで、上手く突破できるようになってきた生徒は、アウトエッジを使っているように見えました。

拇指球で地面を蹴っている生徒は、どうしても予備動作が入ってしまい、相手に動き出しの「起こり」を感じさせてしまうため、一気に抜け出せないように見えました。

アウトエッジのほかに、もう一つ大切なのは、骨盤周りの柔らかさだと思います。骨盤周りが硬い生徒は、どうしても地面を蹴って筋力で身体を動かそうとしている気がします。

力を入れずに、しなやかに動く生徒が増えつつある気がしますが、試合で使えるようになるには時間がかかるます。力んでしまいますので。
2018.10.30 阿部一二三
柔道の阿部一二三選手がプロテインも飲まなければ筋トレもしないと話していました。

柔道は柔道をやることで強くなるのだそうです。

他の柔道家に比べ、肩の可動域は物凄く広いです。

昨日、座り方の講義を受け、今日、授業中にその姿勢で座るようにアドバイスしましたが、そもそも、骨盤周りが硬く正しい姿勢をとれない生徒も多くいました。

骨盤周りが硬い上に、筋トレで腹筋を固め、更に硬い動きしかできないようになっている高校生アスリートは多いのだろうと思いました。

股関節、足関節、肩胛骨周りを柔らかくする必要性を感じています。
世田谷の小学校で、姿勢や坐り方についての講義を受けて来ました。

講師の先生が自ら作られた音楽室の椅子に座りながら講義を受けましたが、椅子がいいと疲れないということがよく分かりました。

いい姿勢として先生は、骨盤を立てて、肩を上げ、ストンと落とすと、骨盤に衝撃が来る座り方が良いと仰っていました。骨盤を後傾させ「猫背」の状態で同じことをしても骨盤に衝撃は伝わりません。一番安定した骨盤で支えるのが良い座り方だそうです。

正しく座っているか簡単にチェックする方法として、横からみて肩、耳を真っ直ぐ。前から見て、鼻、ヘソを真っ直ぐなポジションになっているか確認すると良いと教えて下さいました。

よく、「顎を引いて」と言われると、不自然なまでに顎を引いてしまいますが、遠くの地面を見ると顎が正しいポジションになるとのことでした。

「できない事実を指摘してもできるようにならない。口うるさい人ほどできない事実をする。よく観察してないといいアドバイスはできない」と話されるのを聞いて、昨日の市民講座のことを思い出しました。

よく観察して、その子が何故できないのかをアドバイスできた本庄高校サッカー部員は、いい指導者になれるのだろうと思います。

宮本武蔵や柳生宗矩も書いている「上虚下実」という言葉を教えていただきましたが、いい選手はそれができているのだと感じます。

姿勢を保つのには、筋肉よりも骨。筋肉が緩まないと自然体は取れないそうです。

前肩になり、猫背がなかなか治らない生徒がいますが、小指、薬指に力を入れると身体の後ろ側を使えるようになるそうですので、猫背の生徒には何か軽いものを薬指と小指で持たせながらプレーさせると良いかもしれません。

筋トレで上半身を硬くするよりも骨盤周りを緩めることができることが優先させるべきことのように思いました。

今日学んだことを整理して、今後の指導に活かせるようにしたいと思います。



2018.10.27 保護者会
本日17:30からサッカー部保護者会が開かれました。

3年生の保護者の皆様、お疲れ様でした。

新しい役員の皆様、よろしくお願いします。

本日、本庄市民講座が若泉運動公園で行われ、市内の小学生に2軸動作を教えてきました。

私が最初に見本を見せて、その後本高サッカー部員が個別に小学生について教える形をとりました。

見本の見せ方、動きの言語化等、誰が現段階で指導者に向いているかよく分かりました。

幸い、小学生は「楽しかった」と皆口々に言ってくれました。

「お兄さんコーチ」たちが上手くやってくれたからだと思います。

いつか今日参加した小学生が本高サッカー部員になり、同じように教える立場になるといいですね。
明日は小学生相手にサッカーを教える予定です。

サッカー部員と共に市内の小学校に通う子供たちに2軸動作入門的なことを教えます。

終わった後に、「楽しかった!」と言ってもらえればいいですね。
子曰く、「君子は上達し、小人は下達す。」

この意味は、
孔子先生がおっしゃった。「君子は志を持ち、より高いものを目指して向上するが、小人はその反対に程度の低いものを求めて、よくないものを得てしまう。」

最近、ものすごいスピードで英語の能力が向上している2年生が数人います。

彼らが突然英語が得意になったとは考えられません。

おそらく、高校生活も折り返し地点に達し、彼らの中で高い目標設定ができたのだと思います。

20年近く前、ある方に頼まれて、当時高校生の川島永嗣選手にアドバイスをする機会を得ましたが、その数日前に市船と浦和東が練習試合をし、0-2で負けた際に、他の選手は「市船は凄い。やっぱり勝てない」と言っていたそうですが、川島選手は「自分はプロを目指しているので、市船を凄いとは思わない」といった発言をしていました。

それを聞いて「この子はプロになるな」と思いました。

同じように、以前南部トレセンで教えていた、当時アルディージャユースに所属していた高校2年生の金澤慎選手に「スネ当てをスネだけでなく、ふくらはぎにも付けているのはアルディージャユースの教え?」と聞いた際に、「怪我をしたくないので自分の判断で付けています」と言った彼に対し、「君はプロ選手になるよ」と言ったことを覚えています。

彼も川島選手同様、今でも現役のプロサッカー選手として頑張っています。

特に身体能力が高いわけでもない彼が、息の長いプロ選手でいられるのには理由があるのでしょう。

若者は高い目標を持った瞬間に劇的に変わります。

「ユニセフで働きたい」と言って猛烈に英語の勉強を始めた生徒、「志の高い仲間と一緒に外交官になる勉強を始めました」と私にメールで連絡してくれた大学生の教え子たち、高い目標を持つことが大切だということを彼らに教わりました。

ちなみに2人とも高校3年生の時に英検2級が受かるほどの英語力はありませんでした。

本高の3年生で英検2級に合格する生徒は大勢います。ですから、もともとの能力の差はなく、いかに高い志を持つかが、数年後の差になるのだと思います。

サッカーでもそうですよね。高校時代は有名でなかった川島選手、金澤選手がプロ選手として大活躍していますし、私の教え子の堀之内君も、高校時代は無名でしたがACLの決勝の舞台に立つ選手になりました。

本高サッカー部員の中からも彼らのような存在が出てくるといいですね。
再び『アスリート論語塾』です。

子曰く、「君子は義に喩り、小人は利に喩る。」
(しのたまわく、くんしはぎにさとり、しょうじんはりにさとる)

この意味は、
孔子先生がおっしゃった。
「君子は、道義によって物事を判断するが、小人は、利益があるかないかですべてのことを判断する。」

息子が小学生だった時、少年団のサッカーの試合を時々見に行きましたが、多くの大人たちが、自分のチームが勝つことだけに夢中になって、審判を罵倒したり、相手チームの選手をリスペクトしない態度を見て、「これでいいのだろうか?」といつも思っていました。

また、目先の勝利のことだけを考えて、試合に負けた後に、小学生にダッシュを何十本も課している強豪チームの指導者を見て疑問に思うことがありました。

常に何が正しいのか考えることがサッカー、あるいはスポーツに関わる人間にとってとても大事です。

本庄高校の生徒の中には、行きたい大学でなく行ける大学に行きたがる子がいますが、興味がない学部に、名のある大学だからという理由で進学し、失敗した生徒を大勢見てきました。

行きたい学部のある行きたい大学に入るためには、どういった努力をすればいいのか考えることこそ重要です。

よく「どう勉強したらいいのかが分からない」という生徒がいますが、「どういうサッカーのトレーニングをしたらいい選手になるか分からない」といってトレーニングを始めない選手を見たことがありません。

いい選手の動画を見たり、いいサッカーの試合を観たり、戦術の本を読んだりと、やれることはたくさんあります。

自分に必要な能力、あるいは、足りない能力は何なのかを考えてトレーニングをする習慣が、勉強にも活かされるのだと思います。

サッカーで伸びる選手は、学習面でも結果を残します。

浦和レッズで活躍した教え子の堀之内聖君は、まさにそうでした。

学芸大時代、彼は関東大学選抜の監督に「一を言えば十のことが分かる」と言われたそうです。

テクニックが多少劣っていても、プロで大活躍できた彼のような選手を、本高サッカー部から輩出できたら最高ですね。









2018.10.22 採点終了!
昼から続けていた中間考査初日の科目、英語Ⅱの採点が終了しました。

私が担当している2年生3クラスに、サッカー部員がマネージャーも含め10名(特進クラスに1名、理型クラスに5名、文型クラスに4名)いますが、その平均点が特進クラスの平均点を2.7点上回っていました。

ちなみに、理型の我がクラスの平均点は、特進のそれを7点下回っています。しかしながら、我がクラスのサッカー部員5人の平均点は、特進クラスのそれを2点以上上回っています。

他にも「サッカー部の○○がクラスで日本史が一番」だとか、「サッカー部の○○が信じられないくらいいい点を取っている」といった声が、職員室で採点をしていましたら聞こえてきました。

我が師匠が常々話されている「文武両輪(片方が回れば両輪が回る)」が本高サッカー部に浸透しつつあることを強く感じています。

一昨日、『坐の文明論』を読み終えた後に、脳科学の本と平行して、サッカー戦術の本を読み始めましたが、頭をフル回転させて試合に臨める11人と、何も考えずにただボールに向かって一所懸命な11人では、大きな差が出るのだろうと改めて感じています。

今日の採点を終えて、サッカー部が正しい方向に向かっていることを確信しました。

将棋の羽生善治永世七冠の言葉に「三流は人の話を聞かない。二流は人の話を聞く。一流は人の話を聞いて実行する。超一流は人の話を聞いて工夫する」という名言がありますが、本高サッカー部2年生は一流に近づいている気がします。次に目指すは、超一流ですね。期待しています。

1年生も先輩に続きましょう!




2018.10.22 床坐
年次集会での生徒の座り方を見て、この20年で、生徒の座り方に変化があると感じています。

多くの女子生徒が、以前は横座り(正座の状態から腿を横に外す)をしていましたが、今の生徒たちの多くは胡坐です。

原因としては、家で畳に直に坐る(「座る」は椅子に座ることだそうです)ことが少なくなったことがあげられると思います。

日本の「坐る」には正座、胡坐、横座り、蹲踞、その他数種類の呼び名があるそうです。一方、椅子に対する呼び名は椅子と腰掛けくらいしかありませんが、椅子文化の中国やヨーロッパにはいくつもの椅子の呼び名があるそうです。

80を過ぎる母は、椅子の上に正座をするほど、正座が快適だと感じています。

戦後数十年で日本の坐の文化が変わってしまったのだと感じます。

それに伴い、足首、膝、股関節等の関節がかたくなっているでしょうから、自分と同じ世代が容易にできることが、生徒たちにはできない可能性があるということを頭に入れて指導する必要があるのだと思います。