2018.02.19 メダリスト
小平奈緒選手がスピードスケート500mで金メダルを獲得しました。

LIVE映像を観ながら、まるで選手権一次予選の決勝の残り3分1-0でリードしているときのように、ハラハラドキドキしながら夢中になって応援しました。

その後、10回以上同じ映像を見ましたが、その際は冷静に分析し、考えながら見ました。

彼女は、オランダ留学中に「boze kat(怒った猫)」のように肩(肩胛骨?)を上げた姿勢にするようにアドバイスを受けたそうです。

以前、女子サッカーの永里優季選手が肩胛骨を立てるトレーニングをしていましたが、まさにboze katのようでした。

二週間に一回通っている治療院の先生に「両腕を挙げてみてください」と言われ、無意識に挙げましたら、「それだと肩胛骨が動いてない」と指摘されました。

彼の言う通り一度肩胛骨を挙上してから腕を上げましたら、上腕が耳により近づきました。

しなやかに身体を動かすために、股関節と肩胛骨を連動させるのはどうしたらいいのか、一流の選手は常に考えているようです。

長野オリンピックで金メダルを獲得した清水宏保さんは、「背骨を豹のように動かす」ことを意識していたそうです。

小平選手の映像を見て、他にも気になったことがあります。

カーブを高速で曲がる際に、両目が地面と平行になっていると改めて感じていましたが(競輪選手もオートレースの選手も、アルペンスキーの選手も、チータも、体はどんなに斜めになっていても、目は地面と平行です)、意外に表情は硬いと思っていました。

しかし、新聞の一面に載っていた写真では、両唇の間からペコちゃん人形のように舌を少し出していました。

歯を食いしばってしまうと、胸鎖乳突筋に力が入ってしまって、その結果、肩胛骨を上手く動かせなくなって、肩に力が入って力んでしまうと言われています。

また、一本歯の下駄でトレーニングした結果、スケート靴のつま先で氷を蹴るのではなく、踵を踏むようにして氷からの反力を推進力に変えているのかとか、「ready」のときに上腕は内旋なのか外旋なのかとか気にして見ていました。

サッカー部の生徒たちもテスト勉強の合間の息抜きに五輪を見る際には、高校入学前と後では見るポイントが違っているといいのですが。

小平選手も、羽生選手も、髙木選手も、メダリストたちは、ただがむしゃらにトレーニングするのではなく、トレーナーさん顔負けのスポーツ科学の知識があるそうです。

どうしてそんなに夢中になれるのか?

その競技が好きでたまらないからです。

ちょっとしたコツを教えて、その競技を好きにさせるのが我々指導者の一番の仕事だということを、メダリストたちが思い出させてくれました。
関連記事