再び『アスリート論語塾』です。

子曰く、「君子は義に喩り、小人は利に喩る。」
(しのたまわく、くんしはぎにさとり、しょうじんはりにさとる)

この意味は、
孔子先生がおっしゃった。
「君子は、道義によって物事を判断するが、小人は、利益があるかないかですべてのことを判断する。」

息子が小学生だった時、少年団のサッカーの試合を時々見に行きましたが、多くの大人たちが、自分のチームが勝つことだけに夢中になって、審判を罵倒したり、相手チームの選手をリスペクトしない態度を見て、「これでいいのだろうか?」といつも思っていました。

また、目先の勝利のことだけを考えて、試合に負けた後に、小学生にダッシュを何十本も課している強豪チームの指導者を見て疑問に思うことがありました。

常に何が正しいのか考えることがサッカー、あるいはスポーツに関わる人間にとってとても大事です。

本庄高校の生徒の中には、行きたい大学でなく行ける大学に行きたがる子がいますが、興味がない学部に、名のある大学だからという理由で進学し、失敗した生徒を大勢見てきました。

行きたい学部のある行きたい大学に入るためには、どういった努力をすればいいのか考えることこそ重要です。

よく「どう勉強したらいいのかが分からない」という生徒がいますが、「どういうサッカーのトレーニングをしたらいい選手になるか分からない」といってトレーニングを始めない選手を見たことがありません。

いい選手の動画を見たり、いいサッカーの試合を観たり、戦術の本を読んだりと、やれることはたくさんあります。

自分に必要な能力、あるいは、足りない能力は何なのかを考えてトレーニングをする習慣が、勉強にも活かされるのだと思います。

サッカーで伸びる選手は、学習面でも結果を残します。

浦和レッズで活躍した教え子の堀之内聖君は、まさにそうでした。

学芸大時代、彼は関東大学選抜の監督に「一を言えば十のことが分かる」と言われたそうです。

テクニックが多少劣っていても、プロで大活躍できた彼のような選手を、本高サッカー部から輩出できたら最高ですね。









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