子曰く、「君子は上達し、小人は下達す。」

この意味は、
孔子先生がおっしゃった。「君子は志を持ち、より高いものを目指して向上するが、小人はその反対に程度の低いものを求めて、よくないものを得てしまう。」

最近、ものすごいスピードで英語の能力が向上している2年生が数人います。

彼らが突然英語が得意になったとは考えられません。

おそらく、高校生活も折り返し地点に達し、彼らの中で高い目標設定ができたのだと思います。

20年近く前、ある方に頼まれて、当時高校生の川島永嗣選手にアドバイスをする機会を得ましたが、その数日前に市船と浦和東が練習試合をし、0-2で負けた際に、他の選手は「市船は凄い。やっぱり勝てない」と言っていたそうですが、川島選手は「自分はプロを目指しているので、市船を凄いとは思わない」といった発言をしていました。

それを聞いて「この子はプロになるな」と思いました。

同じように、以前南部トレセンで教えていた、当時アルディージャユースに所属していた高校2年生の金澤慎選手に「スネ当てをスネだけでなく、ふくらはぎにも付けているのはアルディージャユースの教え?」と聞いた際に、「怪我をしたくないので自分の判断で付けています」と言った彼に対し、「君はプロ選手になるよ」と言ったことを覚えています。

彼も川島選手同様、今でも現役のプロサッカー選手として頑張っています。

特に身体能力が高いわけでもない彼が、息の長いプロ選手でいられるのには理由があるのでしょう。

若者は高い目標を持った瞬間に劇的に変わります。

「ユニセフで働きたい」と言って猛烈に英語の勉強を始めた生徒、「志の高い仲間と一緒に外交官になる勉強を始めました」と私にメールで連絡してくれた大学生の教え子たち、高い目標を持つことが大切だということを彼らに教わりました。

ちなみに2人とも高校3年生の時に英検2級が受かるほどの英語力はありませんでした。

本高の3年生で英検2級に合格する生徒は大勢います。ですから、もともとの能力の差はなく、いかに高い志を持つかが、数年後の差になるのだと思います。

サッカーでもそうですよね。高校時代は有名でなかった川島選手、金澤選手がプロ選手として大活躍していますし、私の教え子の堀之内君も、高校時代は無名でしたがACLの決勝の舞台に立つ選手になりました。

本高サッカー部員の中からも彼らのような存在が出てくるといいですね。
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